隣の空席に荷物を置く | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 首都圏の普通列車グリーン車では、他の特急列車と同様、混雑していない時は、ほぼ窓際から席が埋まる。

 これは、窓の外が良く見えるから、自然な傾向だと思う。通路側を空けることになるので、あとから来た人が座りやすいというメリットもある。

 

 窓際に座ると、荷物を隣の空席に置きたくなる。特に二階席・一階席は、網棚がないので、隣の空席は荷物を置くのにちょうど良い場所になる。

 空席が多い時なら、荷物を置いても問題ないと思う。私は、近くに2席とも空きがある場合、つまり2人連れが乗車してきても、すぐ隣同士に座れる空きがあれば、荷物を置くことがある。

 とはいえ私は、よく乗る路線では、何割かのアテンダントさんに知られている常連客だから、「あの客、乗車マナー悪い!」と思われるのが嫌だ。混雑時は必ず隣の席を空けることにしている。

 しかし、混雑してきても、隣に荷物を置いたままの客が結構多い。

 実は、乗車率が9割を超えるくらいの混雑するくらいになると、いくら何でも荷物を置いたままだと大ヒンシュクと分かる。黙っていて荷物をどかすものだし、やや鈍感な客でも一声かければすぐ移動させるものだ。

 

 どんどん客が乗ってきて、2人掛けの座席の片方が全部埋まった状態になると、どんな現象が起こるか?

 次に来た客は、そのまま通り過ぎることが多い。2階で空席がなくても、1階や隣の車両が空いているかもしれないからだ。

 他の場所も埋まっていたり、空席を探すのが面倒な客は、どこに座るか?当然、荷物を置いたままのマナーの悪い客の隣は避ける。誰だって、印象の悪い客の隣には座りたくない。

 隣が空席なら楽だが、隣に座られたら「一番印象が良かった」「面接試験に受かった」ような気がして、気分悪くはない。


 やがて荷物を置いていない空席がなくなる。二階の空席7席は、全部隣の客が荷物を置いた状態になる。

 この状態で声をかけるのが、非常に不快だ。混雑時に2席占領しているマナー違反をしている客に、「すみません」「隣、いいですか」と低姿勢で声をかけなくてはならない。更に、なかには「他に席、空いてんだろ!俺の隣に来るなよ」という目つきで睨み付ける輩がいる。

 ちなみに確信犯は、意味なく通路側に座り、テーブルを出し、窓際席に荷物を置き、イヤホンや寝たふりで聞こえないふりをするのだが・・・。

 乗車率が90%を超えると、睨み付けるような輩も仕方ないと諦める傾向が高いので逆に摩擦は起きにくい。だから、乗車率70~80%くらいが一番しんどいとも言える。


 いずれにしろ、混雑時には、空席に荷物を置くのは、止めたいものだ。