2階席・1階席・平屋席 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 首都圏の二階建て普通列車グリーン車で、「最も良い席」は、どこだろうか。人によって考え方は違い、一長一短とも言えるのだが、あえてまとめてみた。


【2階席】

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何と言っても窓の外が良く見え、景色が楽しめるのが長所だ。私のような鉄道マニアは、車窓を楽しむのを重視するものだ。

車内販売マニアとしては、グリーンアテンダントさんは、1階を客の後ろから通り、2階を前から通ることが多い。車内販売の技をチェックするには、2階建ての最後部が最適だ。なぜなら多くの客に販売する姿がよく見えるからだ。

夜間に二階席に乗ると、窓ガラスの曲面で自分の顔や車内が変な反射をして、みにくくなる。外が暗い夜は、2階の魅力が低下してしまう。


【1階席】

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1階席は、比較的すいているメリットがある。2階に8人の客が乗っていたら、1階は半分の4人くらいの時が多い。静かで、読書用ライトもついているので、本を読むのに最適だ。
ただ、一部のアテンダントさんは、後ろから車内販売のカゴを持って巡回するのに「車内販売でございます」などと何も言わないで、黙って通り過ぎてしまう。車内販売の利用が少ししにくい
場所が、1階席だ。


【車端席(平屋席)】

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トイレや準備室の隣の8人定員と、普通車のすぐ隣の12人定員の2か所の車端席(平屋席)がある。

ここは、網棚があり、荷物を乗せられる。1階席・2階席は網棚がないので、荷物が多い時には便利だ。階段を使わないので、足の悪いお年寄りに人気だ。

空いている時は、1人で1部屋全体を占有できることが多くて、非常に気分が良い。酒を飲みながら長時間乗ると、トイレの近くなので行きやすい。更に、トイレ横だとアテンダントさんが通る回数が2倍になり、車内販売が利用しやすいのもうれしい。ただ、トイレに行く客など、通行する客が比較的多いデメリットもある。

私はこの車端席(平屋席)が一番好きで、最も多く座っている。ここが「最高の席」だと思う。

ただ気になるのは、乗客の中には「俺は人気の2階席でなく、わざわざ平屋を選んでるんだ。」という意識の人がいるようだ。他の客が1人で車端席(平屋席)に座っていて私も座ると、明らかに不快な目つきでにらんだり、ヘッドホンの音もれを一気に大きくしたりされることが珍しくない。1部屋独占したいと思うのだろうが、最高の席なのだから・・・。




おまけ・・・【昔の車両】

実は、私は2階建て車両が導入される前のグリーン車も好きだ。もう引退してしまったが、↓の写真のような車両だ。
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リクライニングも少ししかしないし、定員も少ない。この車両が好きという人は少数派だと思う。

この車両のメリットは、見通しが利くという点だ。見渡せるので乗客が乗ってきたらすぐ気づく。小田原を発車して車内販売に回ったら、鴨宮、国府津、二宮、大磯では、乗客が乗ってきたらすぐ客のところに行ける。

マニアにとって有難いのは、アテンダントさんの技がよく分かる点だ。2階に座ったら、1階や平屋での技は見えないがもこの車両なら見える。そして、自動ドアではないため、アテンダントさんの技量が分かりやすい。客が降りようとしたら、手動扉を積極的に開ける気遣いをするかどうかだ。