さんま"かの子を嫁に"は本気! | 啦啦啦のブログ

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パネライ 人気

文頭の空白につきまして、ご意見を下さった皆様ありがとうございます。若干、読み易くなったというご意見が多く感じましたので、ひとまずこのままで投稿していきたいと思います。ご意見は継続して受付中です。

ご意見ご感想お待ちしています。真夜中の報告会

「お疲れではございましょうが、報告を始めます。よろしいですか、若?」

「ああ、勿論。頼むよ」

 宴はまだ一部の酒豪どもが継続している。大方は潰れたり満足したりで、もう残っているのは朝までオール組だけだ。

 僕らも宴会の楽しい雰囲気は十分に味わって、今は僕の自室に戻ってきている。

 部屋に戻るとそれなりの料理と酒、それに水などが置いてあり夜食代わりにつまめそうな感じになっていた。

 そんな僕の部屋で、肝心の報告が始まった。

「それでは。まず一つ重要、かもしれぬ事が一つ。若に調査を頼まれた戦闘地域についてですが」

「ああ、どうなっていた? 重要かもしれないってのは?」

 ソフィアとランサーの軌跡や女神の力を封じる指輪など。色々手がかりがありそうな場所だ。どんな事がわかったんだ?

「調査中に勇者に遭遇しました」

「ゆ、勇者!?」

 勇者って女神が拉致した、僕以外の地球人!?

「ええ。儂が会ったのはグリトニア帝国の勇者で、岩橋智樹と申す者でした。見た所では若と同じ年くらいだったかと」

「グリトニア? あれ、巴はリミアに行ったはずじゃなかったか」パネライ 1950

 隣接しているとは言っても大国同士だ。巴が向かったのはリミアの王都にも近い場所だし、グリトニアの人がいたんだとすると何か行事でもあったのかな。

「何やら良からぬ事を企んでいたのでしょうな。それに、何と言うか、屑でしたな。まあ学園都市におられる若に危害は無いと、捨て置きましたが」

 ……僕は今勇者の報告を聞いているんだよな? 

「どうもグリトニアの勇者は欲に忠実な者のようです。魔族の後は人同士で戦争でもやる心算かもしれませぬ。それに同行していた皇女――」

「待て。皇女? グリトニアの勇者と皇女が一緒に行動していたわけ?」

「はい。あの感じだとかなり親しい関係かと。そこだけは、若にも見習って頂きたい点でしたな。」

 皇女様に手を出したって事? 大国の皇女様に? 随分とフリーダムな奴なんだな岩橋って奴は。

 それも僕と同じくらいの年だって言うのに。異世界にいる勇者の一人が年が近そうだとわかって嬉しいようなそうでないような、複雑な気分になる。

「それで?」

 見習う云々は聞こえなかった事にして先を促す。

「……皇女の表層の思考に浮き出たのですが、銃、と言う単語がありました。火薬のイメージもありましたので銃を作ろうとしている可能性があります」

「銃を!? ここじゃあ魔法に完全に劣るって明白なのに、一体何の目的で?」

 魔力による防御で容易く防げてしまう銃をこの世界に広めるメリットは、むしろ大国ほど無いように思えるんだけど。

 それを、わざわざヒューマンでもかなり力がある大国グリトニアが? 何がしたいんだ、戦火を無駄に広げるだけだぞ?

 駄目だ。グリトニアが銃を作ろうとする理由がわからない。魔族との戦争に、銃は完全に無力と言っても良い。扱い方にもよるのかもしれないけど、ただでさえレベルを上げて攻撃、み

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