糖尿病患者だからこそ、ちゃんと寝ろ、そうすれば朝食が摂れる | swordedge002のブログ

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糖質制限やMECはフードファディズムなアホがやる事。Ⅱ型糖尿病の身でこれらデタラメメソッドに頼らず改善する為のブログ

私の亡き祖母(母方)は享年99歳でしたが、一日三食肉も魚も主食(ご飯やパン)も満遍なく適量食べていましたね(後で日記等で調べるとPFCが黄金バランスだった、恐るべし)
まあ、晩年は足腰弱くなって歩けなくなった為、大台に届かなかったのでは、と担当医師は語っていましたが。勿論生活習慣病とは殆ど無縁でした。

そして私の母は現78歳ですが、未だに毎日買い物に原付スクーター。バリバリのお婆さんライダー(?)ですわ。一応年齢的に自動二輪が乗れる免許を持っていますが、無理をせず原付…。
認知症の疑いも全くないのに免許更新時マンドクセーって怒っていましたがw

勿論どちらも健康を維持出来たのは規則正しい食生活が前提にあってこそ。

特に母は毎朝5時に起床し、洗濯・掃除。炊事をしたあと必ず朝食。朝食の時間は約30分位、勿論糖毒教信者が眩暈を覚える一汁三菜。
朝食後1時間半程休憩して原付スクーターに跨って買い物へ。

しかもブロッコリーは◎◎スーパーが安い、でも卵は××スーパーが安いと、同じ市内でハシゴ状態。
暗算と客観的判断が出来ますから脳も全く衰えていません。恐るべし

誰ですか?一日一食、特に朝食を抜いた方が健康いい、なんて言っている人はw
母方の実家は銭湯を営んでいて、生活上誰も朝食を摂らないんですが、皆ガンになったり片目を失明したりと散々な結果なんです。
親戚中チェックしても朝食を抜いて病院のお世話になっていない高齢者は誰一人としていません
糖尿病患者も何人かいますが、最悪なのはその内一人は透析まで逝ってしまっています。

銭湯の話に戻して、休日等など客入りが多く多忙な時は必要エネルギーを一食で摂らなくてはなりませんから、余計内臓に負担をかけてしまうことになります。

その中で冒頭の亡き祖母は銭湯が昭和の番台式の頃に引退しましたが、朝食を摂る生活スタイルに改めた為に99歳まで長生き出来たのでは、と考えています。自分で朝食抜きが体に悪い事を経験上認知していたんですね。

そんなの決め付けだろ、エビデンス出せや!なんて何が何でも朝食抜きを正当化したい人はどうぞ吠えて下さいな。自分のカルト思想で他人を洗脳したいキチガイと決め付けて放置しますから。


母親も亡き祖母も、自分の体内時計に合わせて睡眠時間を確保し朝食を摂り、摂取したエネルギーをその日の活動で収支出来る生活を送っていたからこそ、生活習慣病なんて無縁だったのです。


さて。

最近は糖毒系だけでなくサプリメント信者や筋トレのブログ等でのトンデモ理論をチェックするようになったのですが(性格悪いなぁ)、

糖尿病に関連して次の2点をプゲラしまくっています。

【亜鉛サプリ】
前回散々罵った通りですが、世間の認識というのは検索すれば検索する程プゲラせざるを得ません。
亜鉛の過剰摂取というのは単にその日の摂取量が過剰になるというだけでなく、既に体内に必要量蓄えられているのに摂取してしまう場合も含むのです。

ところが「現代人は亜鉛不足」等と煽られると後者(つまり自分の体内の備蓄量)を無視してしまう

不足分を摂取するのが目的なのに、サプリで一日の推奨摂取量と丸々摂ってしまうと、当然ながら逆効果になる程の過剰摂取になりかねません。

これは、亜鉛の健康に対する効果を過信してしまう人が陥りやすいミス(フードファディズム)です。注意が必要ですね。

自分が亜鉛が足りていないかどうかは、大雑把でしかありませんが、
血液検査でアルブミン量が基準値以下だったり、塩分を控えているのに足が浮腫んだりでおおよそ判断できるそうです。

それでもアルブミン量は統計的に糖尿病患者は少ないというだけの話であり、実際に不足しているかは精密検査をしないと解りません。
高血糖→3大合併症の恐怖は糖尿病患者なら誰でも頭を過りますが、冷静に判断すればこのようなフードファディズムには陥りません。

結局、食生活を見直してフードファディズムに陥らないようにすることが糖尿病治療では前提ですね。

【食前高強度筋トレ】
これなんですよ。
糖毒教にとって(血糖値↑の)アンチ・ホルモンというべき睡眠時間の内起床時前に多く分泌されるコルチゾールを、アンチ糖毒教というべき筋トレ連中がわが理論のように間違った自己都合解釈している例がこれ。

コルチゾールは体内時計との関係上、覚醒前~起床2時間の間に多く分泌してしまうのですが、それでも良質な睡眠+朝食の整った生活習慣を守れている人では過剰な追加分泌は殆どありません
このホルモンは多く分泌される程糖新生が起きやすい事は周知です。

糖新生が起きれば筋肉が材料にされてしまうのは避けられません。

ですから、ケトン脳の理屈のような、
筋量を増やす目的なのに筋肉が糖分に変換されてしまうというのは、実に無駄な事をしているな、と。

では、食前に高強度筋トレをしたら何が都合悪いのか。
というよりも、まず食前というのは何時?って話。

筋トレ信者のブログでは、
食事回数を4回以上に分けて摂ることを前提に、食後3時間立たないと筋トレ効果がないとか色々と書いてあります。
この理屈、一日三食以上だと、どう考えても「食前」が1日の内でどこなのか不明瞭になります。

おそらく「食前」というのは朝食前の事を指すのでしょうかね。
と仮定すると朝食前に高強度筋トレして大丈夫なんですかね。

コルチゾールが朝多く分泌されているというのは、その人の活動に見合った準備をする為であり、特にその日の抗ストレス対策が主です。
その為にはまず脳の機能をフルにさせる必要がありますから、体内の糖分が不足すれば糖新生はその分起こりやすくなります。ですから筋肉が脳の栄養になってしまいます。

当然高強度筋トレにはグリコーゲンが必要なのですが、脳に必要な分まで枯渇させて効果があるの?って事です。

人間は体内時計に逆らって生活するから生活習慣病のリスクを上げるのです。加齢に比例して。
あくまでも睡眠や朝食は筋トレよりも優先順位は上です。

食前高強度筋トレと言っただけでは間違っているのであって、食後3時間後でないと高強度筋トレの効果が出ないのであれば、朝食後3時間してから昼食前に高強度筋トレをすれば問題ありません
朝早く起きれば高強度筋トレ時間を1時間取ったとして朝食と昼食の間に4時間スケジールを組めます。
当然その分、前日は前倒しで就寝しないといけませんね。


「朝食を摂ってたら血糖値上がるだろ、それを下げる為に食後高強度筋トレなんて意味ないじゃん」
と頑なに主張する人は、原則食生活が乱れている場合が多いんです(乱れる環境に身を置いている場合も含む)。
大体、朝食摂って血糖値爆上げする人はビタミン・ミネラルが足りていません

余談ですが、高強度筋トレ自慢の人は有酸素運動をすると筋量が減るなんて説があります。
その原因の一つに亜鉛やマグネシウム不足が考えられますが、ここでは触れないでおきます。
解明されていませんし。


コルチゾールが交感神経優位時間帯の抗ストレス準備ならば、それに合わせるように朝食では炭水化物、タンパク質に加えてビタミン・ミネラルの"栄養補給"が重要なんです。特に亜鉛及びマグネシウム摂取はコルチゾール分泌との相乗効果で抗ストレス対策に十分だと思いますが。
その中で血糖値をなるべく爆上げない工夫をするべきなんです。

朝食前に高強度筋トレとか、栄養不足を正当化してしまう事になりかねません。
どうしても糖尿病患者が朝食前に運動したければ、亜鉛やマグネシウムの消費が比較的少ない有酸素運動(ウォーキング)で十分です。
糖尿病とは無縁の私の母も、朝食前に殆どの家事を済ませてしまいます。朝食前に軽度の活動をして病気になったことは一度もありません。

寧ろ睡眠を軽視して食べてばかりの私の方が糖尿病になってしまいました。

で、私が朝食を推す種明かしをしてしまいました。
長くなったのでこの件は更に次回以降。


尚、亜鉛もマグネシウムも高強度筋トレで無駄に消費することは認識しておいた方がいいでしょう。
私が猿真似(?)高強度筋トレをするのは週に3回だけと決めています。