徳永克彦氏の「上空3万フィートの世界」ブレミアムトークショー行ってきました(^^)v↓
http://www.nikon-image.com/jpn/event/d80premium/index.htm



どんなワークショップだったか簡単に。
皆さん、私の事は雑誌等で知っておられると思いますが、その手の仕事は割合でいくと10パーセントぐらいだそうです。主な仕事は航空機メーカーとエアライン会社の空撮の仕事との事。

航空機メーカーから販売した戦闘機のアフターサービスとしてベネズエラとかパキスタンとかの空軍に派遣されて撮影に行くような仕事もあるそうです。

デジタルの利点
フィルム時代は135mmとブローニーと使用していたが、ご存知の通り画質的に問題ないのでデジタルでは
D2Xのみで十分だそうです。
フィルム交換のロスがなくなった利点も大きい。ジェット機は数分間で何10キロも進んでしまいますからと。
通常は4ギガのコンパクトフラッシュ一枚(RAWで196枚/飛行時間一時間)で仕事を終わらせてしまうそうです。
デジタルの問題点
聞きたかった事があって、話がなかったら質問してまでと思ったのですがズバリの疑問点を解説してもらえました。
皆さん、旅行で旅客機に乗るとデジタル機器は全て電源OFFして下さいっていわれますよね?
戦闘機の空撮ってデジタルは全く問題ないのでしょうか?これですよ。
ノイズ問題はやはりあるようです。空母の上空が一番過酷だそうです。電磁波・電波の固まりのようなところだからだそうです。でもフィルムカメラ時代にも電磁波・電波の影響でスイッチをいれると巻き上がって
しまって一枚も撮れないというトラブルもあったそうです。

話が戻りますが、やはりシャッターを切る事で戦闘機のシステム等に影響があることが考えられるのでMILスペック(ミルスペック/一般人でも男性なら知ってますよね)でOKなカメラが決められているそうです。シャッター切った時の電磁波で無線通信はもとより航法装置や果てはミサイルや射出座席が発砲などしたら取り返しがつかないですものね。
MILスペックですからかなり過酷で詳細なところまでテストしているだろうというお話でしたが、それにパスしているカメラは現在Nikon D1X ・D2X・D2Hの3台のみだそうです。ニコンの機種だけの中の話ではないですよ。
キャノンファンにはショックかもしれませんがキャノンはEOS-1Dだろうが何だろうが1台もパスしていないそうです。
キャノンを持って行っては断られて乗れないということです。
やはりパスしないと言う事は他の米軍のシステムに何か悪影響を及ぼしたか、カメラがノイズの影響を受けてしまって問題があったと言う事になりますね。
航空カメラマンにはキャノンという選択肢はないということになります。
自衛隊だと、そのへんゆるいのでキャノンだからダメですよと言う事はないでしょうけど・・・とはおっしゃってましたけど・・・・
他にもお話があり大変有意義な時間でした。
質問の時間も皆さんけっこう挙手されて質問していました。
おまけ画像

その2

MCは児玉りえさんでした。