昨年末に会社からの重要なミッションの辞令を受けて、2月より福岡に単身赴任。

仕事はあまり良い内容ではないが、避けて通れないのも事実で神経をすり減らしながら業務を進めている。

約10年ぶりの一人暮らしで、ストレスも溜まるがなんとかトレーニングを継続してきた。


6月の福岡トライアスロンは仕事の関係もあり、出場できなかった。志賀島はバイクトレーニングのホームコースなので残念だった。


梅雨の終わりの豪雨も去って、猛暑日の博多湾でアクアスロン大会に参加した。



オープンウォーター1500m、ランニング10kmのロングの部にエントリー。

トライアスリートにとってはショートの距離なのだが、今回はオープンウォーター大会でウエットなしで泳げる。

36℃超えの猛暑日なので水着だけの人も多い。


しかし大会は大変な事になってしまった。

ロングの部の前にショートの部がスタート。

その直後だった。

1人の選手が海辺で心臓マッサージの処置を受けている。

溺水ではなく心停止しているようだ。。。

あたりは騒然として、固唾を飲んで見守っている。。。

担架で海を離れ、救急車で病院に搬送された。


ロングの部は待機状態。

主催者からは競技中止のアナウンスが。


競技が中止になってしまった残念な気持ちより、どうしようもない悲しい気持ちになってしまった。

隣のシーサイド百道では世界水泳のOWSが開催されている。。。今、福岡は水の競技の素晴らしさを伝えている真っ最中だ。


選手は60歳代、、、過信は絶対ダメだ。でもどんなに準備しても事故は起きてしまう事もある。

少しでも健康上の不安があったら海を泳ぐべきではない。


中止のアナウンスで、選手はみな帰路についていた。

会場には、大会主催者、消防、警察が来ていた。



誰もいないコースを一人走った。

静かで波も穏やかな海を一人泳いだ。


今年、出られる大会があるだろうか。

今回の事は他人事ではない。自分自身もしっかりトレーニングして、いつでも健康で競技ができる状態にしておこう。