エラー

コンパイラではエラーが出ず、ビルドしたときに

return UIApplicationMain(argc, argv, nil, NSStringFromClass([AppDelegate class]));

というところで止まってしまうことがあります。
どの部分でエラーが出ているのかはこちらのブログを参考にすればわかります。

もう RETURN UIAPPLICATIONMAIN で止まっても困らない! XCODEでのデバッグ方法

しかし、この方法を試してみてもブレークポイントが作成されずどこでエラーが出ているのかわからないときがあります。


試しにブレークポイントが出てこないアプリを作ってみます。


まずはMainStoryboardを開いてボタンを配置。
ボタンを右クリックしながら@endの上付近に持っていき、「test」という名前を付けます。

ストーリーボード


で、なんやかんや変更があったと想定し、先ほどの自動生成された文章を削除します。

消去


この時点でビルドするとまだエラーが出るので、その文も消してしまいます。

消去2


成功しました。

ビルド


が、return UIApplicationMain(argc, argv, nilNSStringFromClass([AppDelegateclass])); のエラーが出て、止まってしまいました。

えらー


現時点では特に文章を書いた訳ではないし、生成された文章はすべて削除たにも関わらずエラーが出た。

問題は一番最初の行動にありました。
MainStoryboardを開いてボタンの要素を右クリックします。
すると紐付けされている一覧が出るのですが、削除したはずの「test」にまだ紐付けされている状態になっています。

エラー個所


×で紐付けを解除して再度ビルドしたところ、きちんと動作しました。

成功




これはあくまで数あるエラー要因のうちの一つですが、こういうところをチェックすることでエラーが消えるやも知れません。
ご参考までに。




10日で覚えるiPhoneアプリ開発入門教室

価格:¥ 2,940