When I was young I'd listen to the radio・・・・・そんな心情だよ、カレン。
先日ラジオを聴いていたら、マイメモリーズの one of them が流れてきた。
懐かしいなぁ・・・でも、名盤というのはどれだけ時代を経ても心に響く。
そして思わず口ずさまずにはいられない。
個人的に、灼熱の夏を感じてしまうこの一枚(ジャケットが真っ赤だからか?)
TLC 「CrazySexyCool」
私と同世代の女子なら、このジャケットにドキューーーーン!!とハートを撃ち抜かれる
はずだ。
そしてプレイバック・プレイバック・・・思い出は甦る。
「私はCHILLIが好きっ!」
「アタシはT-BOZ!」
「LEFTEYEのラップがたまんないっす!」
(ジャケット左よりLEFTEYE、CHILLI、T-BOZ)
女子のグループで役どころを争奪し、カラオケで唄ったこともあるだろう。
私は「CREAP」や「WATERFALLS」を、腰をくねくねさせながら熱唱していた。
当時のTLCの人気たるや・・・全米で芋の子のようにR&Bグループが誕生する中、圧倒的
存在感で実力もダントツだった。
そんな彼女たちの出世作が上記の「CrazySexyCool」
今から13年も前に発売されたものだ。
MTVで流れていたPVを今でも覚えている。
その時の衝撃は、かのジャネット・ジャクソン以来だと思った。
続いて5年後に「FANMAIL」というアルバムを出し、「NO SCRUBS」や「UNPRETTY」など
シングルカットされたメガヒット曲もあり・・・快進撃は未来永劫続く。
と、思っていた。
LEFTEYEが事故死しなければ。
ラブ・ストーリーだけではない。悲劇はいつだって突然に。
落ち込んだなぁ・・・あの訃報を聞いたときは。
カート・コバーンもそうだ。
ノトーリアスB.I.Gだってそうだ。2PACもだ。
ジャニス・ジョップリンだってジョン・レノンだってカレンだって・・・
あまりに偉大な音楽家は、流れるようにいとも簡単に忽然と消えてしまう。
それでも、その後CHILLIとT-BOZで、LEFTEYEが残した音源を元に「3D」というアルバム
を発表する。
グループ名の通りスリーピースで「TLC」。ピースが失われたパズルは、もはや永遠に完成
しない。
それも運命である限り仕方がない。
しかし、願わくばもう一度あの黄金時代を望まずにはいられない。
Oh why do I feel the way I do
When all I can think about is you
Diggin' diggin' diggin' on you
What was it in a line
That made me fall for you
Do you know
Why I'm diggin' diggin' diggin' on you
その時が来たら、私はもう一度彼女たちに恋をすると思う。