ありがとう。 | 大腸がんになりました

大腸がんになりました

女性。アラサー。
趣味は一人旅とカメラ。

だった私ですが

ある日突然の大腸がん告知を受けました。

そんなある日から始まる,闘病日記です。

このブログで闘病の様子を書き始めてから、ちょうど2カ月が経ちます。

たった数日前の私は幸せで、まさか目の前に死ぬ運命があるだなんて思いもしませんでした。

正直、未だに。


コメントやメッセージに返事できてないですが、全部読んでいます。
そして、十分励まされています。

この場を借りてお礼を言わせて下さい。

本当にありがとう。





今し方、外科の主治医がきてくれました。
やはり隣に座ってゆっくりと、いろんな話をしました。

たかが外科の先生なのに、メンタルケアまでばっちりだなんて日本にはいい医者がいるもんです。


先生と話すときだけ、素直に何より元気になれる。
人生の最期にいい主治医に出会えて幸せ者です、私。




私は今の治療を続けたくないことを伝えました。

せっかくストマ作ってくれたのにごめんね、先生。
捨てられそうになった命、拾ってくれたのに。



私は死にたくない。


死にたくないんだよ。


両親が、周りの人たちが生き続けて欲しいってのも分かる。


なら治療を続ければいいのかもしれない。


でも、それはただの生命体が呼吸をしてるか否かの問題て気がするんだ。


私は、人間として1分1秒でも生き続けたい。


今の体力なら、家族で1泊くらいの思い出作りができるかもしれないし、友達と会うこともできるかもしれない。


治療を繰り返すごとに、体力を奪われて何もできなくなるよりかは、時間を短くしてでも思い出作りたい。


これはがんと分かったときに、決めていたことだから…。



最期の親孝行は最悪の親不孝だろうけど、でも私は幸せ。

幸せ。きっと。




主治医はこんな私の話を聞いて、
先生に悪いとか親に悪いとか、もう気を使ったり無理することないっていってくれた。


私の気持ち、きちんと受け止めてくれた。

ありがとうな、先生。




これまでがんになったこと悔やんできたけど、たくさんいいこともあった。

いろんな人たちに支えてもらえたこと。

それに気づけたこと。

生きている内にちゃんとありがとうっていえること。

自分をさらけ出せたこと。

両親にやっと甘えられること。


逝き方を決められること。



あ、いい主治医に出会えたことも。




この希望を通すには、両親と医者を説得しなければならないけど、最期のワガママくらい許してくれるよね。


退院したら、すきなものばかり食べさせてもらお(´∀`)