本日より、フランスはルルド (Lourdes)を題材にした映画、
『ルルドの泉で』が公開されるとのこと。
懐かしさにかられ、数年前の写真を引っ張り出してきました。
ということで、久しぶりにシリーズ
“フランスの風景” を更新です♪
ルルドといえば、世界的に有名なキリスト教徒の巡礼地。
その由来は一人の少女に起きた奇跡から始まっています。
マッサビエルの洞窟にいたベルナデット(Bernadette)の前に
ある日突然現れた聖母マリア。
そこに教会を建てて、と言ったのをきっかけに、何度も
少女の前に現れ、洞窟の横に湧水を出したりしたそうな。
で、その湧水が「ルルドの泉」と呼ばれるようになり、
難病を患った病人がその水を飲んだり、水中に身体を沈めると
奇跡的に回復する、治癒効果の高い水だと噂が広まっていったということです。
その聖母マリアの要望通りに立てられた小さな教会、
現在はこのような大聖堂になっており、世界中からの巡礼者を迎え入れています。
↑サンクチュアリの入口 ↑大聖堂に向かって立つマリア像
春~秋には世界中から信者が集まるので、 聖堂前の広場はとっても広い!
大聖堂から右側を見下ろすと洞窟の前に集まる人々。(洞窟前でもミサが執り行われるため)
マッサビエル(Massabielle)の洞窟→←ポー(Pau)川
↓長い水道があり、水を汲むことができます。私もペットボトル3本分くらい頂いてきました。
奥には男女別に水浴びができる個室がずらーっと並んでいます。↑
ここに車椅子や杖をついた人たちの長蛇の列ができるのですが、
泉の水に浸かった後は自力で歩いて出てくる人がいるとかいないとか!?
写真は季節外れの1月に撮ったものなので人影はほとんどありませんが、
気候のよい時期に訪れると、街中に人が溢れています。
人混みが苦手な私はのんびりと散策できる冬場が好きですが、
博物館にしろお土産屋さんにしろ、どこもかしこも閉まっているので
どちらが観光に適しているかは一概に言えません。
でも、サンクチュアリ以外にも見所は幾つかあるのでキリスト教徒でなくても楽しいと思います。
↑ベルナデットの生家 ↑ベルナデットが住んでいた家
↑ベルナデットがマリア様に会ったことを神父に打ち明けた場所
↑フォー(Fort) 城 ↑ポー(Pau) 川
街中のお店はほとんど信者向けのお土産屋さん。→
市内の道路はとても狭く、一通が多いので車はタイヘン!
私はホテル指定の駐車場に入れるのに街中をグルグル、
何人にも尋ね、結局一時間くらいかかってしまいました。
要注意です。(まぁ、地図を持っていなかったってのもあるんですけどね)
好いのは、ここを訪れる巡礼者は病人も多いので結構長居するのが当たり前って感じで、
ほとんどのホテルはお部屋に冷蔵庫やオーブンなど、ちょっとしたキッチンがついていること。
私が泊まった安宿もお部屋は広く、とっても居心地が良かったですよ。