My Love(4Baby’s) | S w e e t 

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主に名探偵コナンのノーマルカップリング(主に新蘭)を中心とした二次創作ブログです。
イラストや小説をひっそりと更新中。
気の合う方は気軽にコメント下さると嬉しいです。
※一部年齢指定作品も混ざっていますのでご注意ください。




My ove



暑い暑い夏の日。


カランとテーブルの上にのった、コップの中の氷が動く音が部屋に響く。




「え?」



受話器を抱えた私はそのコップの中に入った飲み物を美味しそうに飲む息子を見つめながら間抜けな声を出した。



『わりぃ・・・急な依頼が入って・・・今日の花火大会無理そうなんだ。』



耳に入ってきた言葉に一瞬何も考えられなくなった。



「・・・・そんな・・・・だって、宋介も凛もすごく楽しみにしてたんだよ?」



『わかってる・・・・でも仕事なんだ・・・・しょうがねーだろ?』



「・・・・・・分かった、花火には私が一人で連れてくからいいよ。」



『は?ちょっと待てよ、それはダメだろ。』



「何でよ?新一が来れないんだからしょうがないじゃない。別に私一人でも花火位連れて行けるわよ。」



受話器を握る手にだんだん力がこもってくる。



『いや、だから、そういうことじゃなくて・・・・・』



「じゃぁ、どういうこと?新一は宋介達より仕事の方が大事なんでしょ?こないだの青子ちゃん家とのバーベキューだって、米化祭りだって全部、ぜーーーーんぶ仕事!そんなに仕事が好きなら仕事と結婚すれば?」



『な、おい・・・蘭・・・・・』



「・・・・お仕事頑張って下さいね、く・ど・う・さ・ん!」



私はそう言い切ると強引に電話を切った。




「・・・・・はぁ。」



受話器を眺めて深くため息を吐く。



「・・・ママァ・・・パパ花火行けないの?」



「え?」



目の前にいた息子の宋介が首を傾げて聞いてきた。



「・・・・・んー・・・そうなの、パパは急なお仕事が出来ちゃったんだって・・・・でも大丈夫!花火にはちゃーんとママが連れて行ってあげるから。」



「えぇ・・・・また仕事?・・・・うー・・・でもママがいるならいいや!僕、かき氷食べたーい!」



「凛もかきごおりー!凛はいちごがいいなぁ。」



「僕はブルーハワイ!」



「じゃぁ、ママはレモンにしよっかな?楽しみだね。」



「えー!ママ、レモンー?」



かき氷を話題に盛り上がる子ども達を見ながらホッと笑みが浮かぶけれど。



頬杖をついてまた一つ溜息が出た。


子どもたちには聞こえないように。


そっと、けれどちょっと深く、つぶやく。




「・・・・・新一の・・・バカ。」




仕事が忙しい事はわかってる。

仕事がある事がありがたい事もわかってる。

頑張っている事もわかってる。

仕事が彼の夢であって、生きがいである事も十分にわかってる。

そうやって夢を実現させている彼を見てるのは嫌じゃない。

寧ろ応援している。

かっこいいと思う。



でもいつもいい奥さんでいるのも正直疲れた。


本当はもっと家族でいる時間が欲しい。


今日みたいに我慢したのは何度目だろう。




学生の頃もただ彼の帰りを待っていた時期があった。

けれど彼が帰ってきてくれて待つ事も終わったと思った。



でも間違いだった。




彼と恋人になって。



永遠を誓い合った今でも。



何も変わらなかった。




私は今も待たされる。




待つ事は嫌いじゃない。



だって、その分会えた時がすごく嬉しいから。




けれどこうも続くとさすがに待つのも苦痛になってくる。




ふと左手の薬指に光るモノに目を向けた。




「・・・ただの飾りと変わらないね。」




この指輪をはめた時。

もっとあなたとの時間が増えると思っていた。

でも現実は寧ろ減っていた。



逆に私とあなたを遠ざけている気がするよ。



私だけならいい。

でも今は私だけじゃないから。



私とあなたには大切な家族がいる。


命よりもずっと大切な私達の愛のカタマリ。



だからその家族でいる時間を大切にしたい。



ただそれだけなのに。



それは我侭なのかな。



「・・・・はぁ。」




本日何度目かわからないため息をまた一つはいて宋介が飲み終わったコップを持ち上げた。


コースターを置かなかったコップから一滴の水滴が落ちる。




テーブルに広がるソレを黙って見つめて、台拭きで拭いとった。



まるでモヤモヤしたこの気持ちも拭き取るように。




:::




夕方になり、花火の時間が近付き私は子どもたちに浴衣を着せてから家を出た。



「ママ、浴衣かわいい~!」


「ありがとう、でも凛の方が浴衣とーーっても似合ってる可愛いよ。」



手を繋いでいた凛と交わした会話。

時間に余裕があったので私も久しぶりに浴衣を着てみた。



ちょっと昔。


花火大会に一緒に行った君は。

照れくさそうに「似合ってる・・・。」と言ってくれたね。


ねぇ。


浴衣姿を褒めてくれていた君はどこにいったんだろう。



今は一緒に来る事が出来ないね。



「・・・・・・。」



蘇る記憶にちょっと苦笑した。

カラン、コロンと3人分の下駄の音が夕暮れの道に響く。



「藍子(あいね)も来てるかな~?」


「んー今、旅行に行ってるんだってだから今日はいないかな?」


「えー・・・そうなんだぁ・・・・じゃぁママ、花火の写真撮って!後で藍子に見せてやるんだ!」


「ふふ、りょーかぁい!」



もう片方で手を繋いでいた宋介との会話に思わず笑みがこぼれる。

幼馴染の女の子に幼いながらも恋心的ものが芽生えてる息子。


昔の自分達を重ねて懐かしく思う。


あの幼かった自分達が今ではこうして両手にこんな愛くるしい存在を授かった。

あの頃の自分には想像も出来ない事だったけれど。


幸せなのは事実。







ドォン!!







「「わーーー!」」




花火会場を目の前にしたと同時に大きな音と共に夜空に咲く花火。


宋介と凛が思わずはしゃぐ。



「綺麗だねー!」


「おっきーーー!」




ドン、ドドォン!



続けて上がる花火。



キラキラと夜空に散らばって。



久しぶりに観たその花火の美しさに思わず息をのむ。





:::




「わぁ、綺麗ー!ね、綺麗だね新一!」



「・・・あぁ。」



「来年も、その次も、絶対また一緒に来ようね!約束だよ、新一。」



「わーってるって。」





夜空に浮かぶ花火。


ドンと胸に響く音。



夏の匂い。



花火を見上げる新一の横顔。



幼い記憶が鮮明に蘇る。






「・・・一緒に行くっていったのに・・・・・・うそつき。」







「ママ、かき氷食べたい!!」



「え、あっうん!よし、行こうか!」




宋介に手を引かれて我にかえった。





:::



かき氷を買って花火の観賞場所に空いてる所を見つけて3人で腰掛けた。



「いちご美味しい~、お兄ちゃん、凛、ブルー食べたい!」


「ブルーハワイだろ!じゃぁ、凛もいちごちょーだい!」


「いいよ、はい、あーん。」



そんな子どもたちのやりとりを見てまた笑みがこぼれる。


ただ傍にいてくれるだけでこんなに胸が温かくなる。



大切な宝物たち。



ぎゅ。



「えぇ、ママ、どしたの?」



「えへへ、なんだかぎゅってしたくなっちゃったの。」



思わず二人を抱きしめていた。




「ママ、へんなの~」


「へんなの~」


「だって、二人の事が大好きなんだもん。」


「僕もママ、大好きだよ!」


「凛も!凛はパパも大好き!!」


「・・・・・・・。」



二人を抱きしめる力を強めた。




悔しいなぁ。



ちっとも約束守ってくれなくて。

いつも待たされてばかりで。


家族サービスもほとんどなくて。





怒ってるはずなのに。






やっぱりどうしてもこう思っちゃうの。





「・・・・ママも・・・パパの事大好き。」






そっとそっと呟いた。






「・・・・・ねぇ、ママ、パパにお土産買ってあげようよ!」



「え?」



「パパだけ花火来れないのかわいそうだからお土産!」



「・・・宋介。」



「ね?」



「そうだね・・・じゃあかき氷食べたら買いに行こうか?」



「うん!」



「パパ、喜ぶかな~・・・。」




そう言うと夢中でかき氷を食べ始めた。




:::




かき氷を食べ終えた私達は新一のお土産を買うべくああでもない、こうでもないと出店を見て回る。



「パパも凛と同じかき氷のいちごがいいよ!」


「いちごのかき氷はとっても美味しいけど、パパが帰ってくるまでに溶けちゃうかもしれないよ?」


「お仕事で疲れて帰ってくるからお腹空いてるでしょ?わたあめは?」


「んー・・・ちょっとお腹いっぱいにはならないかも。」


「えーと、じゃぁ・・・・あっ!お好み焼き!」


「あっ、いいかも!あっあそこのお好み焼き屋さんとっても美味しそうだね、じゃぁお好み焼きにしよっか!」


「お好み焼き賛成!」


「さんせー!」



私は巾着からお財布を出しながらお好み焼き屋さんに近付いて行く。

そして注文すると。



「ごめんなぁ、今新しいの焼いてるからちょっと待っててくれるかなぁ?」



とおじさんに言われてお財布を開けようとした手を止めた。



「わかりました、時間ずらしてまた来ます。」



そう言ってから子どもたちにその事を伝えようと振り向いた時。



「今、新しく焼いてー・・・・・あれ?」




振り向いた先には間を避け避け行きかう人ごみ。


たった今まで一緒にいた二人の姿がそこにはなかった。




「え・・・宋介?・・・凛?」




ドン


ドン



花火の音が耳に入る。



右を見ても。

左を見ても。


どこにもいない。



「やっやだ・・・そっ宋介!!凛!!」




人ごみを掻き分けて必死に叫ぶ。



でも二人の声は返ってこない。






ドクン、ドクン。



心臓の音が頭に響く。



どうしよう。

どうしよう。





「宋介ぇ!!」





ついさっきまで一緒にいたのに。


そんなに遠くに行ってるはずないのに。



全く見当たらない姿にただ不安が押し寄せる。




携帯を取り出して震える手で電話をかける。





PRRRR


PRRRR




新一。


新一。



お願い!

お願いだから出て!!






でもいくら待っても出てくれることはなかった。




思わずその場に座りこむ。




「どうし・・・て・・・・なんで・・・なんでいつも肝心な時にいないのよ・・・・。



私のこと・・・・なんだと思ってんのよ・・・



なんで・・・・・なんで・・・・・っ。」





携帯を持つ手に力をこめた。



ダメよ、蘭。



しっかりしなさい。


あなたは二人の母親でしょう?



母親がしっかりしないでどうするのよ!




立ち上がってまた声を張り上げる。



「宋介!凛、どこにいるの!?ー・・・・っ。」



鼻緒で靴ずれになったようで足が痛んだ。


足の指を見ると皮が破けて血が出ていた。



私はそのまま下駄を脱いで裸足になって走った。




こんな痛みなんかどうってことない。



それより今二人はどうしてる?


迷子になってどんなに悲しい想いをしてるか。



ただ心配でしょうがない。




もし、二人に何かあったら・・・。




ジワッ。



視界が滲む。




私が泣いてどうするの?


泣きたいのは二人の方だ。




大丈夫、絶対に見つかる。





「・・・・・っそうすけぇ!」




ドンッ




「きゃっ」




つまずいて思わず人ごみに倒れ込んだ。




「・・・・・・っいってー・・・何々、お姉さんどうしたの?」



そのまま人を押し倒してしまったようだ。

大学生位の男の子が頭をさすりながら起き上がる。



「ごっ・・・ごめんなさい、つまづいちゃって・・・。」



「つーか、お姉さん、めっちゃ可愛いんですけど!え?一人なの?じゃー俺らと一緒に花火みようよ!」



「え・・・や、ちょっと私今ー・・・。」



「いいじゃん、いいじゃん、一人で花火なんて淋しいでしょ?美味しいもんご馳走するからさ、あっちで見よ!」



強引に腕を引かれる。



何やってんの、私。



本当馬鹿。








「だからっ・・・やめっ・・・・はなして下さい!ー・・・っ!」



「そんな暴れんなって!」



「・・・・・・・・・ーっ新一!!」











ガッ








「・・・・家の嫁に何か用ですか?」




「へ?」




「ママァ!!」




「え?ママ?」




「・・・・・・・・・。」





夢を見てるのかと思った。



目の前にはずっと私が待っていた人が立っていて私はその人の後ろに匿まれていた。





「し・・・・んいち・・・・。」




しかも、ずっと探していた子どもたちを一緒に連れて。




「ママァ・・!!」



「宋介・・・・凛。」




抱きついてくる二人にほっと力が抜けてまたその場に座りこんだ。




「よっ嫁・・・子ども!?」



「もう一度お聞きします。家の嫁に何か用ですか?」



「いや、その・・・・しっ失礼しました!」




新一のその冷たい声に驚いたのか私の手を引いていた男の子達はそのまま人ごみに消えてしまった。





座ったまま新一の後ろ姿をじっと見つめた。





するとくるっと後ろを向いて私に手を差し出してくれた。




「・・・・怪我ないか?」



「あ・・・うん・・・・大丈夫・・・・それより、どうしてー・・・・」



新一の手を取って立ち上がると不機嫌そうな新一が口を開いた。



「バーロ、だからダメだって言ったんだよ。」



「な・・・だって・・・・・・・新一が無理って言うからいけないんじゃない・・・・・。」



「あぁだから悪いと思って猛スピードで解決させてきたんだぜ?」



「・・・・・・・。」



「そんでここに着くなり泣きじゃくってるコイツら見つけて驚いたよ。」




新一はそう言いながら宋介と凛の頭を撫でる。

そうだ、二人は今まで迷子になっていたんだ。


二人に視線を向けると目に一杯の涙をためていた。



「宋介、凛・・・・ごめんね、怖かったよね。」


「・・・・・っママぁ!!」


思わず二人に会えた感動が溢れて抱きしめた。

二人もそれを合図に大粒の涙を流し始めた。



「蘭がお好み焼き屋と話してる時に凛がかき氷のストローを落として、それを拾おうとしたら人ごみに押されてどっかいっちまいそうになったから、宋介が追いかけたんだってよ。それで気付いた時には蘭の姿が見えなくて、お好み焼きを目印に歩いてたみたいだけどお好み焼き屋もたくさんあるからな、わかんなくなっちまったんだろ。ったく方向音痴な所、見事に遺伝しやがって。」


「なっそんな言い方しなくたっていいじゃない!・・・・っていうか私、新一に電話したのよ?どうして出なかったのよ連絡くれれば良かったのにー・・・」



「仕方ねーだろ?とにかく急いでて携帯事務所に忘れてきちまったんだよ。」



「え?」



「オメ―があんな事言うから、焦ったんだよ。」



新一はそっぽを向いて口をとがらせる。



その表情から目が離せない。







「それに・・・・・・。」




「・・・・それに?」







ドォォン!!





大きな音と共に満天の夜空の花が咲く。







「・・・・・一緒に行くって約束してるだろ・・・・花火。」







キラキラと散らばる花火をバックに告げられた新一の一言に胸が跳ねる。






宋介。


凛。




やっぱりママもパパの事大好きみたい。






「最近、本当まともに一緒にいれなかったしさ・・・・花火位は絶対一緒に行きたかったんだよ。」






「・・・・・新一。」






「ごめんな、遅くなって。」






「・・・・・っ・・・・バカァ。」






もう止まらない。



涙が頬を止めどなく流れ続けて。



私はそのまま新一の胸に抱きついた。




「・・・・浴衣・・・似合ってる。」



そっと背中に回るあなたの腕とちょっと照れた台詞にほっとする。






「ママァ、どうしたの?」



「ママ、泣かないで?」




「おい、蘭、宋介達が心配してるぞ。」



「・・・・・・・・っだって・・・・。」



「パパにいじめられたの?」



「は?バーロ、んなわけ・・・・・・」



宋介からの一言にムキになる新一。


クスっと思わず小さい笑みがこぼれる。



「そう!パパってばとってもいじわるなんだもん。」



「なっ、蘭まで何言ってんだよ!」



「パパ、ママにいじわるしたらアップでしょ!」



凛が頬を膨らませて新一に言う。



「アップって・・・・あぁーもう、わかったよ!全部パパが悪かった!ごめんなさい!」



「わかればよろしい。」



腕を組んで満足気に頷く凛。

新一は呆れ顔。



「・・・・・・・・コイツ、どこでこんな言葉覚えてきてんだよ。」



「・・・・・・ふふ。」





:::




カラン、コロン・・・・



花火大会も終わった帰り道。



「凛、寝ちゃったね。・・・・宋介大丈夫?歩ける?」



「平気だよ!だって僕お兄ちゃんだもん。」



宋介はそう言うと力強く歩く。

そんな宋介の姿を見守りながら歩いていると、凛をおぶった新一が口をひらいた。



「・・・足痛むか?」



そう言って私の足元へと視線を向ける。

先程二人を探すために必死になった足はボロボロだ。

でも応急処置で新一に絆創膏を貼ってもらってまた下駄をはいて歩いてる。


カラン、コロン。


またあの音がする。



「平気よ、これ位!」



「たく、無茶しやがって。」



「だって必死だったんだもん。」



「・・・・まぁ、みんな無事でよかったよ。」



新一はそう言ってまた前を見て歩きだした。





カラン、コロン。


カラン、コロン。





「ねぇ、こんな風に家族4人で一緒に歩くのって久しぶりだね。」



「・・・・あぁ・・・そういえば。」



「・・・・・嬉しい・・・な。」



「え?」




私の言葉に新一が足を止める。




「宋介や、凛がいるのはとっても幸せだけど・・・・・やっぱり。」




私も足を止めて新一を見つめる。




ドキンドキン。


久しぶりにこんなに緊張してる。





「新一が傍にいてくいれるのが一番・・・・幸せ。」





「・・・・・蘭。」





「忙しいのもわかってる・・・・ちゃんとわかってる・・・わかってるよ。でも・・・・やっぱり時々は宋介達のパパでいて?」




「・・・・・・・。」





「私の・・・・旦那さんでいて?」





何だか恥ずかしくなってしまって。



新一の上着の裾を掴んで俯く。





新一からは何も返ってこない。




私の気持ち伝わったかなぁー・・・・。





不安になってそっと顔を上げた時。






「ー・・・・・・っ。」






重なる唇。





ゆっくりと離れる。



近い距離で新一に見つめられて心臓が破裂しそうだった。






「・・・・・・・もう一度誓うよ。」




「・・・・・・・・・・っ。」




「・・・・・・・どんな時でも俺が一番に考えてるのは蘭の事だけだ。」




「・・・・・・しんい・・・・・ち。」




「どんな事があっても必ず蘭と宋介達の所に帰ってくる。」











「俺達はずっと一緒だ。」









その言葉を聞いて私は新一の胸に抱きついて。




もう一度唇を重ね合った。










「あーーーー!ママたちチューしてるーー!?」






「・・・・・・・っあ・・・・・やべ。」








そう。



わかってるの。





どんなに忙しくて。


約束を守ってくれないとしても。


そばにいられないとしても。





あなたの愛はいつもそばにあるって。




わかってる。





わかってるの。








「パパ、花火また来たい!」




「おう、来年も、その次も・・・・・またみんなで来ような!」






新一。



宋介。



凛。






みんな大切な私のたからもの。













FIN





:::あとがき


ひょーーーー!

書き終わった!



・・・・私は何が書きたかったんだーーーーー!!



とりあえず夫婦新蘭です。



いつもながら書き進めていくうちに暴走する自分にとにかく驚き。



そして最後のまとめいつもながら無理矢理vv



とりあえず、この家族は半端ない愛で出来てますよってことです。




あーーー・・・・・



は  ず  か  し  い  !!




久しぶりがこんなんで本当スミマセン。


そして色々ごめんなさい。




kako花火大好きです。


あのドンて胸に響く感じたまりません。



もちろん手持ちの花火も好きです。


今年まだやってないなーー。



やりたいなーー・・・。



誰かやりましょ!笑




2011.08.17 kako


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