かなり間が空いてしまいましたが、
「氷点」の続編を読みました
上巻は「原罪」がテーマでしたが、
赤ちゃんだった主人公が
大学生となり、その成長を追いながら
続編のテーマ「ゆるし」が
描かれていきます
新聞連載は1964年なので
50年以上前の作品、
上巻から登場人物もほぼ同じ、
しかも大学の頃1度読んだのに、
なんで今またこんなに夢中に
なれるのかな?っていう位、
熱中して読んでしまいました
作品中に引用された
ジェラール・シャンドリの
「一生を終えて残るのは
我々が集めたものではなく、
我々が与えたものである」という
言葉が心に残り、
亡くなるまでに与えられるものか~・・と
ぼんやり考えているところに
母がこちら↓の絵本を
借してくれました
天国ってこんなところとか、
天国へ行くときの服装・持ち物、
神様ってこんな人とか、
生まれ変わったら何になるとか・・
イラストもかわいいし、
その想像もすごく面白くて、
一気読みしてしまいました
亡くなることを考えるなんて
縁起でもないと言われがちですが、
それをタブー視することなく
向き合ってみると、
逆に生きているうちにやりたいことが
浮かんできたり、
自分が死んだ後こうして欲しいとか
身近な人に伝えておくことで、
残された人も「故人の遺志を
叶えてあげられた」という満足感に
つながるそうです
母に返す前にもう一度
ゆっくり読み直したところ・・
1度目では気づかなかった
ラストページのイラストに
思わず泣きそうになりました
大人になってから読む
「絵本」もいいものですね