植田真梨恵ワンマン「心/S/サ」@新宿RUIDO K4 | スウィート・チン・ミュージック

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日頃メジャーからインディーズ、クラシックからHMまでジャンルを問わず参戦しているライブレポを中心としたへっぽこ備考録  「Tune up the band!」

先月になりますが、植田真梨恵東京ワンマン「心/S/サ」に行ってきました。


いわずもがなSSWとしてインディーズシーンではトップクラスの彼女。

ギター弾き語り奏者として魅了されている一人。

フルバンドでのワンマンは一年ぶりの拝見という事で楽しみにしていました。


ファンも待望のといった感じで早々にsold outした本公演。

自分の整理番号と段差がある構造を考えて、前に行かず視界が良い二段目最前列からの拝見。


一曲目の「壊して」からフルスロットル全開といったスタートで会場も一気に盛り上がります。

彼女の持つ独特の世界観が眼前に繰り広げられる光景は圧巻です。

普段はアコギ一人かピアノサポートとの編成が多い為、中々エレキを持つ姿を拝見出来なかったのですが、この日はいつもの打ち付ける様なストロークからの鳴りが堪りませんでした。


彼女の魅力の一つとしてセルフプロデュースの巧さかなと感じます。

髪型、メイク、衣装、ステージング以外にグッズの完成度といったところでも、

どれをとっても魅せるという事において本当にレベルが高いなあと。


凛とした眼力抜群の眼差しを向け、時に髪を振り乱しながらギターをかき鳴らす姿は、

本当に格好良いし彼女はそれが様になる。


途中勢い余ってテレキャス?の弦が切れてしまいサポートメンバーのギターを使い続行。

機材周りでのハウリングが少し有ったり。


それでも一気呵成にボルテージが上がるライブでした。

観客もスタートから拳を上げて、声を張り上げて熱気が凄いフロアも久しぶりだな。


とはいえロック一辺倒ではなく一人アコギを爪弾きながらの繊細かつ表現力溢れる歌声を堪能。

曲毎であったりバンド編成毎であったりで様々な色合いの歌声を聴かせてくれるのは感嘆の一言です。

奥行きの広さと言うのか声も一つの楽器の様に操れるという表現が合ってるのか分からないけれど、

それも魅力の一つだと感じている。


結果として大満足のライブでした、自分が拝見した彼女のライブでは最高と感じるほどに。

既存曲もそうだけれど新譜に納められている曲達の完成度は本当に高いなあと。


メジャーに行ったら瞬く間に駆け上がっていける実力、ルックスやキャラクターは間違いないかと。

間近で拝見出来るのもそう長くないのかもしれないですね。

自分の中でのプライオリティも高い彼女のライブは、これからも期待の上を行ってくれる事でしょう。