拳道in中洲(10)
クマ「こいつら・・・弾くぞ!!」
弾く・・・。
弾けるほどの若々しさ!?(違)
その瞬間、ボクの脳裏には不吉なアイテムが浮かびました。
チャカ(拳銃)や・・・。(゚Д゚;)
そうです。
鉄砲であります。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
こうゆう方々が『弾く』物と言ったら、これしかありません。
サァーッと血の気が引くのが自分でも分かりました。
Vシネマじゃないんだから!(*゚Д`;)
まさか、まだこの年で命の危険にさらされるとは。
すると、クマはなぜか部下数人と言い争いはじめました。
組員「オヤッサン!ヤバイっすよ!また戻らなあかんごとなりますって!」
クマ「くっ・・・!」
なぜか二の足を踏むクマ。
『戻る』とは一体?
しばらく内輪揉めの状態が続いていたので、このまま内紛に発展するのを期待したのですが、突然のタイヤの暴れる激しい爆音によってそれは空しくかき消されてしまったのです。
爆音の先に振り向くと黒ベンツ2台が疾走してくるではありませんか!
ベンツ追加決定(T∀T )
勢いよく道路の真ん中に斜めに止まったベンツ2台から飛び出したのは、刀の様な物を振り上げこちらに雄叫びをあげながら向かって来る若衆第2波。
クマ「やれ!!(殺れ?)」
ケンカをやめてぇ~♪争いをやめてぇ~♪ヽ(T∀T )ノ
その瞬間、辺りの喧騒は時間の流れが止まろうとするかの様にスローモーションになりました。
嗚呼・・・死ぬ時の感覚って、こうゆう感じなんですね♪(泣)
マジでこれまでの人生が走馬灯の様に巡ったのです。
小学5年、好きだった隣の席の女の子に机を離された事~
中学2年、アンパンマンのぬいぐるみ(UFOキャッチャー)をさんざん貢いだにも関わらずふられたテニス部の女の子~
高校2年、今度こそ間違いなく行ける!と挑んだ告白に、「お母さんがダメって・・」とあり得ない形で玉砕した事~
みんなありがとう(T▽T)
嗚呼・・・刀が迫って来ます・・・。
さようなら・・・オレ人生・・・・。
ボク「へうっ!(*゚Д`;)」
突然ボクの腹部を襲った激痛。
しかし、不思議と切られた感はありませんでした。
よく見ると、彼らの武器は刀ではなく木刀だったのです。
考えて見れば、ボクらのような小僧相手に真剣で切り付けるなど、さすがに無いとは今では思ったりしますが・・・。
しかし、いくら木刀とは言え、衝撃の大きさは大したものです。
ボクはたまらず地面に倒れ込みました。
視線の先には、同じように地べたに転がるA君の姿が見えました。
K君は・・・
K君「おらぁぁぁ!!ヽ(`Д´)ノ」
木刀奪ってます。
倒れたボクらに追い討ちをかける事なく、第2波の連中はK君の元へ向かいましたが、敢え無く撃沈・・・。
武器を手にしたK君には、もはや形容する言葉が見つかりません。
スーパーサイヤ人を超越しているかも知れません。
クマ、絶対絶命。
ボクら、命危険。
と、その時でした!!
ウゥ~~ウゥ~~
この聞き慣れた音は・・・!!
( ;゚д゚)!!!
そして!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
警官達「コラァァァ!!お前ら、何騒いどんじゃ!!」
一瞬で凍りつく現場。
こんなにも警察の方を愛しく思った事はありません。
が、しかし・・・
K君「騒いで悪いとやコラァ!!(*`Д´)」
ボク「ぬぉ・・・(;´Д`)」
A君「(((( ;゚д゚)))アワワワワ」
どうなってしまうのか!?
つづく
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