Dream Slot | SW32通信

Dream Slot

今日はバルセロナのスロットカーコースについてのお話。


バルセロナでもショップに併設されているコースに行って走らせるのが一般的。

でも、最近ちょっと今までとは違ったタイプのスロットカーコースができた、

と聞いて早速行ってみました。


Dream Slot というこのサーキットは基本的にスロットカーの販売はありません。
あるのはコースのみ。というクラブ的な雰囲気のところです。


といってもこのコースがスゴイ。

6レーンのNINCOのハイスピードコースが1つ。

スペインでもちょっと珍しい木製のコースが1つ。

そしてラリーコースが6つ。

ここまでの規模の常設コースはバルセロナでもちょっと珍しいです。


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これがNINCOの6レーンコース。

距離も長く(約35m)、迫力も満点です。


土曜日の夜に行ってみるとちょうどラリーのレースが行われていました。


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たくさんのエントラントでスゴイ熱気。



今回のレースは、

1人のエントラントが6つのラリーコースを全て走行。

それぞれのコースのタイムを合計して順位を競います。

本物のラリーのSSみたいな感じでしょうか。


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走行は1人ずつ。

コースアウトに備えて3~4人のマーシャルがスタンバイします。


コース前面にパウダーが敷かれており、クルマが滑りやすくなっています。

これがまたカッコよさを演出しています。


で、以前から気になっていたので、この“粉”の正体を聞いてみました。

これは“トウモロコシの粉”だそうで、スペイン南部のカナリア島というところの特産品だそうです。

これを少し炒って“きつね色”に色をつけています。


どうりで芳ばしい香りがするわけです。


冬には本来の白いまま使うそうですから、演出にもこだわっていますね。


これはレース当日だけの演出で、それ以外の日には粉は使っていないとのこと。

実際後日訪れてみるとキレイに掃除されていました。



日本でもやってみたいですね。

(日本だったらきな粉?)



レースは改造範囲や駆動方式によってカテゴリーごとにクラスを分けます。

一応タイムは一緒に集計して、総合順位とクラス順位を決めます。

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レース後は車検をします。

皆好きなクルマをそれぞれのカテゴリーにあわせてエントリーします。

個人的な趣味がある程度尊重されながら、レースとして成立するところは

なかなかいい方法ですね。



先にも書いたようにここはショップではなく、

クラブとして開放されていました。


実際に運営となるといろいろと難しいことも多いでしょうが、

日本にもこういったスペースが増えるといいですね。