Dream Slot
今日はバルセロナのスロットカーコースについてのお話。
バルセロナでもショップに併設されているコースに行って走らせるのが一般的。
でも、最近ちょっと今までとは違ったタイプのスロットカーコースができた、
と聞いて早速行ってみました。
Dream Slot
というこのサーキットは基本的にスロットカーの販売はありません。
あるのはコースのみ。というクラブ的な雰囲気のところです。
といってもこのコースがスゴイ。
6レーンのNINCOのハイスピードコースが1つ。
スペインでもちょっと珍しい木製のコースが1つ。
そしてラリーコースが6つ。
ここまでの規模の常設コースはバルセロナでもちょっと珍しいです。
これがNINCOの6レーンコース。
距離も長く(約35m)、迫力も満点です。
土曜日の夜に行ってみるとちょうどラリーのレースが行われていました。
たくさんのエントラントでスゴイ熱気。
今回のレースは、
1人のエントラントが6つのラリーコースを全て走行。
それぞれのコースのタイムを合計して順位を競います。
本物のラリーのSSみたいな感じでしょうか。
走行は1人ずつ。
コースアウトに備えて3~4人のマーシャルがスタンバイします。
コース前面にパウダーが敷かれており、クルマが滑りやすくなっています。
これがまたカッコよさを演出しています。
で、以前から気になっていたので、この“粉”の正体を聞いてみました。
これは“トウモロコシの粉”だそうで、スペイン南部のカナリア島というところの特産品だそうです。
これを少し炒って“きつね色”に色をつけています。
どうりで芳ばしい香りがするわけです。
冬には本来の白いまま使うそうですから、演出にもこだわっていますね。
これはレース当日だけの演出で、それ以外の日には粉は使っていないとのこと。
実際後日訪れてみるとキレイに掃除されていました。
日本でもやってみたいですね。
(日本だったらきな粉?)
レースは改造範囲や駆動方式によってカテゴリーごとにクラスを分けます。
一応タイムは一緒に集計して、総合順位とクラス順位を決めます。
レース後は車検をします。
皆好きなクルマをそれぞれのカテゴリーにあわせてエントリーします。
個人的な趣味がある程度尊重されながら、レースとして成立するところは
なかなかいい方法ですね。
先にも書いたようにここはショップではなく、
クラブとして開放されていました。
実際に運営となるといろいろと難しいことも多いでしょうが、
日本にもこういったスペースが増えるといいですね。