みなさん、こんにちは。
今日は、入院中の薬の管理の話をします。
入院中は、
●胸水を抜く治療(ドレンを体内に差し込んで、機械で抜く&胸膜癒着術2回)=入院時から4週間程度
●週1回のウィークリータキソール(抗がん剤)&ハーセプチン(分子標的薬)の点滴=入院時からずっと
という治療を中心にやっていました。
酸素チューブとドレン(胸水を抜くチューブ)と機械が付いていたころは、個室にいましたが、自分で自由に動き回れない事もあり、個室内だけが行動範囲の囚われの身でした。
それもあって、その日の病室担当の看護師さんが、1日分のお薬を3回分に容器に入れて、食後に1回ずつ渡してくれました。
飲んでいた薬は、
便秘予防のマグラックスです。
もともと便秘症でもないのですが、
がんの痛み止めに、モルヒネを処方されるようになったので、
そのモルヒネの副作用が、強烈な便秘なのです。
その副作用(便秘)を緩和するための、マグラックスです。
胸水が抜けて、機械とチューブ類から解放された後は、大部屋に移動になりました。
それからは、薬は自己管理になりました。
自己管理というのは、
薬を4日分位、束で渡されるので、
毎日、忘れないように、朝・昼・夜と、
1回分ずつを容器に自分で入れて、忘れないように飲むのです。
ちなみに、院内処方薬の袋は、
飲み忘れや重複の間違いが無いように、
全部に名前/朝/昼/夕、そして日付が書いてあります。
自己管理の出来ない薬もあります。
私は腰転移の痛みどめに、入院当初1日2回、
後日から1日1回モルヒネを処方されていたのですが、
これだけは、看護師さんが、わざわざ時間になると持ってきて、
看護師さんの目の前で飲むことになっていました。
モルヒネについては、
眠気の副作用が強かったので、減薬したのですが、
減薬しても、特に痛みが増して我慢できないというほどでもなかったので、
現在も1日1回になっています。
モルヒネは麻薬なのですが、
医療管理下で使うガンの痛みどめに使う分には、依存性は見られないそうです。
私も特に、「ヤクをクレ~」みたいな(笑)
依存性みたいなものを感じたことはありません。
薬が切れそうになると、腰が、シクシク痛み出す…という感覚位です。
お薬が効いてくると、痛みがもともとないようかのように引いて、穏やかな気持ちになります。
(多幸感や、トリップ感や、昂揚感はナイデスw)
退院した今は、処方箋薬局でまとめて出された薬を自宅に持ち帰って飲んでいますが、
モルヒネだけは、誤用を避けるために、鍵のかかった引き出しに入れています。
入院直前の、あの異常な、何かが食い込んでいるかのような、右だけの腰の痛みが、うそのようです。
依存ではないですが、お薬が手放せない生活なので、
お薬の管理は悩みの種でもあります。
(飲み忘れないように、重複しないように、もらい忘れないように)
お薬が複数だされて、
食後のお薬と、食間のお薬と、飲むタイミングがさまざまになると、たまに頭が混乱します。
↑これは、タキソールの副作用(手足のしびれ)が出てきたので、出された漢方薬。
別に1か月分クレと言ったわけじゃないのですが、お薬の出し方がダイナミックすぎて、コストコです…
(漢方薬は長い間飲んでやっと効くからということでの1か月まとめ出しでした)