私が現役で走っていた頃は『歩くな・休むな・水飲むな』の時代でした。
特に『水分』に関しては、かなり五月蝿く言われた記憶があります。
汗とは、単なる水ではなく塩分も含まれています。
汗をかくと体内の水分量は減り、塩分濃度を保とうとする為に塩分も排出します。
水分を摂取すれば、今度は塩分濃度が薄くなります。
塩分濃度を保とうとし、発汗作用が過剰に働き、体力の消耗が激しくなります。
また、薄くなり過ぎると、低ナトリウム血症と言う重大な問題を引き起こす場合もあります。
私が現役時代に言われた『水を飲むな』にはちゃんとした科学的・医学的な根拠が存在したのです。
今では『水分は取れ』と言われますが、マラソンや駅伝の世界では『必要量以上は飲むな』と言われます。
適正な水分摂取量は、発汗量に見合った量とされており、過剰な水分摂取はとても危険です。
水分摂取は、ナトリウムなどの電解質の入ったスポーツドリンクなどを摂取すると良いでしょう。
ただ、スポーツドリンクではナトリウム濃度が不十分な為、体内のナトリウム濃度を維持させる事は難しいでしょう。
昨今では、何かと塩分控えめと言われていますが、塩分を少し多めに摂取するだけで発汗作用が抑えられます。
また、ある研究データによると、塩分を少し多めに摂取した人は、運動持続時間が25%も延長され、脂肪の消費
量も向上したようです。
夏バテ防止には、糖分・水分だけでなく塩分も摂取してみるのも良いかと思います。
ただ、ある日突然摂取しても効果は薄く、常日頃からの摂取が効果的だそうです。
余分三兄弟と言われていますが、脂肪以外は夏バテ防止に必要なんですよね。
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