警察に捕まりました・・・ちょっと大げさに言うとですけど・・・ | ドランクドラゴン鈴木拓ブログ「相方に捨てられるその前に・・・」by Ameba

警察に捕まりました・・・ちょっと大げさに言うとですけど・・・

疑われるのは嫌な気分です



後輩と4人で車に乗っていました



運転しているのはコンタクトをしてメガネをかけてない僕です




突如「ウーウー」とサイレンが鳴りました



僕は「なんだろう?」と思いましたが走っていました



「前の車止まりなさい!」と拡声器らしきもので警告が聞こえました



前の車とは僕が運転している車のことです



僕は車を道の端に止めました



後輩もビックリしています



年配の警官が何人かパトカーから降りて来て窓をコンコンとノックしました




年配警官は僕の顔を見ながら眉間にしわを寄せています




僕は窓を開け「なんですか?」と聞きました



年配の警官は僕におもむろに






「お前中国人だろ!」と



聞いてきました



いや「日本人ですよ」と



僕が言うと



「免許証みせて見ろ!」と



怒った口調で言ってきました



僕は免許証見せました



そしたら今度は警官は







「コレ偽造じゃないだろうな!」







僕が「違います」と言うと



そんな僕の反論もろくに聞きませんでした




そしてその後に警察が僕の持ち物を聞いてくるのは分かるんですがそのチョイスが変わっていました



普通ならナイフや麻薬など所持してないか?を聞くのでしょうがこの警官は






「お前、爆弾持ってないだろうな?」と







仰天するようなことを言ってきました





僕にしてみりゃその発言が爆弾です







何も告白されてないのに爆弾発言でした




僕はまずいことになりそうだと思い職業を言いました



年配警官は「お前なんて見たことない!」と言いました



そりゃそうです、普段テレビで全然目立たない存在な上にトレードマークであるメガネを僕はかけてません



普通でも気がつかないのに





目立たないことの鬼に金棒状態です



警官は「おもしろいことやってみろ!」と言いました



いきなり






オーディションが開かれそうになったので



僕はすかさず



胸を張り






「それはできません!







それができたら








あなたたちも僕のことを知ってるはずです!」と




言いました



おもしろい事ができないことにかけては絶対的で他を圧倒する自信があります


それに関してはもうネガティブなどでは無く前向きでむしろポジティブです



とにかく自信のある絶望感です





警官は「なんだ!ココでできないようだったらどこで出来るんだ!」と



言いました





しかしお笑い芸人はよくこんなことは言われます



何ででしょう?



ミュージシャンにココで唄ってみろとは言わないはずです



俳優さんにココで演技してみろとは言わないはずです



腕のある芸人さんなら



ココでドーンと笑いに変えるはずですがそこは






天下の僕です



僕は「ココでもできねぇーし舞台やテレビでもできねーよ!」というか






「俺の実力ならおもしろい事なんてドコでもできねぇーよ!」






「悔しかったら塚ちゃんに頼むんだな!」と



思いました



・・・が口が裂けてもいえません



人見知りとチキンハートの僕には目上の人にそんな口は聞いたことはありません



体育会系の申し子なんです



実際の僕は「あのー相方がいないのでやりたくてもできないんですよ」




というと



「なんだ一人じゃできねーのか!」と



僕の永遠なるテーマを言ってきました



僕は言い返す言葉が無く黙っていると若い警官が来て年寄り警官に僕のことを説明しましてた



年寄り警官は納得して「なんだそうならもっと早く言ってよ!」と言いました



警官はなぜ僕らのことを中国人と言ったかと言うと



僕の車を止められた地域では4人組の中国人が爆弾を持ってビルや壁などを爆破して強盗をしてるとのことでした



それで僕たちの人数やら僕の見た目から疑われたということです



実は僕はお笑い意養成所に入ったばかりのころにメガネをかけてませんでした



メガネをかけた理由があります



メガネをまだかけてない僕はたまたま事務所に行ったらあるマネージャーに「お前の目つきはひどいな!メガネでもかけろ!」



「家で爆弾作ってそうな顔してるぞ!」と



言われました





このセリフは本当の爆弾発言でした


この言葉が僕の人生を変えたと言っても過言ではありません



その日以来僕はメガネをかけるようになりました



ということは警察官は見る目がありました



疑われても仕方ありませんでした