広島で公正証書遺言を作成する方法 | 行列のできる行政書士 鈴川法務事務所 in 広島市

広島で公正証書遺言を作成する方法


遺言書を公正証書にする場合、公証役場に行き、公証人にお願いすることになります。



広島の公証役場は、広島市内のほかに、東広島、呉、竹原、尾道、福山、三次にありますが、ここでは当事務所から最も近い市内の公証役場をご紹介します。



【広島公証人合同役場】
広島市中区中町7-41三栄ビル9階
電話 (082)247-7277

地図はこちら



ここには公証人がたくさん在籍していますので、飛び込みで行ってもそれほど待たされることなく対応してもらえます。



さて、公正証書遺言を作成するには、以下のような流れになります。


①遺言内容について公証人と打ち合わせ

②必要書類の収集

③証人2人とともに公証役場に行き、公証人の面前で遺言内容を確認し、押印



これらを、遺言者本人が直接公証人と連絡を取って完了することも可能です。



では、行政書士等の専門家に公正証書遺言の作成を依頼するメリットは、どこにあるのでしょうか。



まずは、①公証人との打ち合わせをする手間が省けます。


遺言案が完成するまでには、遺言者の希望する遺言内容を、法律的に問題のない書面にするため、公証人と何度も打ち合わせをする必要があります。



電話やFAXのやり取りでスムーズにいく場合もありますが、遺言者がご高齢の方だったり、施設に入所されていたりすると、難しい場合があります。



次に、②必要書類の収集ですが、これが事案によってはかなり多くの書類が必要になり、ご自分で集めるのは難しい場合があります。



たとえば、戸籍については、遺言者の出生までさかのぼって何度も取り直すことになりますし、不動産があれば登記簿や固定資産評価証明など、普段は目にすることのない書類を集めなければなりません。

これらは、専門家に任せた方が正確で速いのです。



さらに、③証人を誰にするかで悩まずに済みます。


証人は遺言内容を全て知ることになりますから、親族や知人では不都合な場合が多々あります。専門家に依頼すれば、守秘義務を負った資格者を証人に立てますので、心配がありません。



また、遺言内容を実現するために、遺言執行者を選任する場合が多いのですが、これも専門家に依頼することで、確実に遺言内容が実現されることになります。



そして最後に、実はこれが一番重要かもしれませんが、専門家に依頼することで、遺言書の中身が違ってくる場合があります。



つまり、公証人はあくまでも「法律的に間違いない」遺言を作成してくれますが、それ以上のアドバイスはあまりしてくれない場合があります。



一方、専門家にもよりますが、特に私の事務所では、遺言書は法律的に正しいだけでは不十分と考えており、遺言書の書き方を工夫することによって相続争いを防いだり、遺された家族に対して遺言者の想いを伝えるということを重視しています。



以上のような、専門家に依頼するメリットと、それに対する報酬とを比較し、専門家に依頼するべきか、ご本人自ら公証人とやり取りするのかをご判断いただければと思います。


ご参考までに、当事務所の報酬額表はこちら をご覧ください。