ご無沙汰してます。
サークルすずだんご主宰の土露団子です。
この度はお寒いなか当サークルまで足を運んでくださってありがとうございます。
お蔭さまで今回の冬コミもとても楽しい時間を過ごすことができました。
この場を借りて深く感謝申し上げます。 お手に取ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
さて、本年も残すところあと1時間……!
前回イベント参加した京都秘封から1カ月半はあったのですが、全くそうは感じさせないこの時の流れの早さ……!
日々原稿だったり原稿だったり原稿だったりで忙しかったと言えばそうなのですが、いや、それにしても早い……早すぎる。
2018年に慣れる間もなく2019年になってしまった、そんな感じです。
来年はもう少し時の流れに流されないよう、やっていきたいですね。
ところで、今回の冬コミでは自サークル以外にも、いくつかのサークルさんでお手伝いをさせていただきました。
まずは昨年の冬コミでもお世話になりましたニシム監督さん。
彼が主宰するサークル〈Ridil〉の新譜に、ライナーノーツとして参加いたしました。
アルバムタイトル名「 」、良いですよね。聴く人の想像がCDアルバムの名前って素敵じゃないですか!?
同人ならではの作品だと思います。
ぜひ一度聴いてみてください。特に歌詞は必見です。
(詳しくはこちら→https://twitter.com/ridil_jp/status/1073882079669014528)
続いてスキューバダイビング仲間のねころり氏。
彼が主宰のサークル〈チェ現象-ン〉の新刊『ウミウシ擬人化図鑑3』に、コラムとして参加いたしました。
恐らく日本に生息しているウミウシの半分以上の種類は既にカメラに収めているという、なかなかのウミウシ狂である彼の本に参加するのは戦々恐々でしたが、僕も僕で好き勝手にコラムを書かせていただきました。
この本をきっかけに、少しでも海の世界に興味を持ってくれたなぁと思います。
(詳しくはこちら→https://twitter.com/necololi/status/1076714637670854656)
次に同じく社会の闇(?)仲間のSAS君。
どちらかというと僕よりも売り子のミナミの方が手伝っていた気もしますが、ちょくちょくやらせてもらいました。
自己破産と聞くとなんだかこの世の終わりみたいなものに感じてしまいがちですが、まったくそんなことはありません。
進んで自己破産へと突っ込むのはよくないですが、最後のセフティーネットとして設けられているのがこの自己破産というものなので、どうしても立ち行かなくなったら弁護士と相談しながらやっていきましょう。
(詳しくはこちら→https://twitter.com/SASmiku/status/1031564544038957056)
最後にRFさんが主宰する〈Red Forest Designing〉の新刊『小説同人誌の為の、作品に合ったデザインを作る考え方と引き出し』。
こちらのデザイン指南書の査読をさせていただきました(と言いつつも、やったことと言えば読み終えた後に感想を投げつけただけですが(笑))。
小説書きだとどうしても本自体のデザインまわりがおろそかになりがちなので、こういった解説本は本当に助かります。デザイナー側からの視点ってとても大事よね……
(詳しくはこちら→https://twitter.com/hal1929/status/1077563142731776000)
活動を再開してまだ1カ月半ですが、基本誘われたものにはホイホイとついていくタイプですので、相変わらず色々とやっております。
今後とも、どうぞよろしくです。
では、そろそろ今作のあとがきをば。
今回はご存じ、今年の頭に世間を騒がせたあの「コインチェックNEM流出事件」が元ネタになっております。
「どうしてそれを題材に選んだの?」というと答えはとてもシンプルで、単純に僕もその盗まれた内の一人だったからです(笑)
作中のエピグラフにも書いた通り、1月15日におちんぎんをネムに突っ込んだ数時間後に大暴落して、ようやく回復し始めた矢先にコインチェックからネムを盗まれてと、作中の蓮子と似たような感じで思いっきり溶かしました。
我ながらほんともうバカだなぁと大笑いしました(そして悔し涙を流しました)。
スロットで溶かした時から、何一つ成長できていませんね……。
今作ではあの当時の状況などを比較的リアルに再現しておりますが、その反面何点か、特にマイニング関係は大きく脚色している部分が多数あります。
たとえば作中では分かりやすくテンプレのようなマイニングをイメージしてもらうために、タワーケースにマルチディスプレイとド派手にメリーに掘ってもらいました。
ですがもし本気で掘ろうとするなら、少しでもイニシャルコストとラーニングコストを浮かせるべく、まずケースではなくホームセンターなどで売られているワイヤーラックにPCパーツを直置きして結束バンドで固定、ディスプレイも一切付けず、冬なら冷却効果も見込めるメーターボックス内で行うなどの方法が挙げられます。
OSもwindowsなどではなく、マイニング専用のethOSなどを使った方が良いでしょうね。
ただ、ご存知のように日本で掘るのには限界がありますから、本格的に掘るのであればやはり電気代の安い海外に機器を置いて掘り続けるのが一番でしょうね……夢がない……。
それにしても、今年の年始と比べると仮想通貨は随分と下火になってしまいましたね。
あれだけテレビのニュースなどでも話題に取り上げられていたのが、今となっては夢のようです。 果たして、あのようなバブルはまた訪れるのでしょうかね。
この先どうなるか分かりませんが、もしまた似たようなにビッグウェーブが訪れるのであれば、次こそは乗りこなしたいですね。
(これがフラグにならないことを祈りつつ)
ちなみに今回の装丁はアートポスト紙にクリアPP、ノベル用美弾紙と、たいへんに大人しい仕様ですが、唯一遊び紙だけは思いっきり尖らせていただきました。
今回遊び紙に使った紙は「シナールスペクトラ」という紙でして、インドネシアのジャワ島で作られている紙です。
蛍光色のサイバーカラーってなかなかなくって、とても貴重なのですが、残念ながらどうやら今年に廃品になってしまったらしく、今ほとんど取り扱いがないんですよね……。
(似たような紙にルシオライトなどがあるのですが、シナールスペクトラほどドギツくなくって大人しいんですよね……)
在庫が切れてしまう前に思う存分使うことができてよかったです。
少しでもこの紙でサイバー感を出すことができていれば嬉しいです。
さて、気になる次回は僕のスペース以外でも出席カードを配布していた、あのサークルさんとの合作本を例大祭に予定しております。
もし余力があれば、すずだんごでもう1冊って感じですかね。
そっちはまだどうなるかは分かりませんが、そろそろまた特殊装丁本に手を出すかもしれません。
声が多い手紙シリーズは夏コミあたりになるのかな……?といった具合です。
決まり次第、またアナウンスします。
最後になりますが、本当に沢山の応援、ありがとうございます。
おかげでとても楽しく、創作活動に励むことができます。
少しでも楽しんでもらえるように、これからも頑張っていきますので、どうか引き続きよろしくお願いします。
それでは皆さん、よいお年を!