どうも皆さんこんばんは。

GWがついに終わり、次回の祝日は7月17日と聞いて震えている土露団子です。

前回のイベント(東京秘封)後に、「こんな厳しいスケジュールはもう二度したくない!」みたいなことを書いておりましたが、そのフラグを華麗に回収し、例大祭ではそれを更に上回る結果になってしまいました。

前回は鷲のマークの某ドリンクに大変お世話になりましたが、今回は抗生物質に大変お世話になってしまったので、次回はいよいよヒロポン辺りにお世話になるかもしれません。

イベントでお会いした方々にもご助言いただきましたが、物書きも身体が資本ですので、もう少し大事にしていこうと思います。

ひとまず、今回も新刊を落とすことなく無事に頒布することが出来て良かったです。

 

今回も新刊を全文公開していたにも関わらず、多くの方のお手に取ってもらえて本当に嬉しい限りです。

〒シリーズ1作目にあたる『心が読める程度の手紙篇』を読んだという方も大勢いらっしゃってびっくりしました。

このシリーズは作るのに非常に手間がかかる為、毎回頒布することは難しいのですが、これからも細々と不定期で続けていこうと思います。

まだまだ手紙を書かせたいキャラが沢山いますので……。

 

話は変わりますが、今回の新刊ですずだんごはついに10冊目を迎えました。

これが多いのかどうかはちょっと分かりませんが、2年弱で10冊なので、だいたい2カ月に1冊は新刊を出しているペースになります。

割と頑張っている方……なのかな?

活動を始めた当初はこんなにも長く作品を作り続けることが出来るとは夢にも思ってもいなかったので、本当に読者さんに支えられてやってこられたのだなぁとしみじみと感じております。

ありがたい話です。

 

その甲斐もあってか、在庫の底が尽きてしまった作品がちらほらと出始めてきました。

「歩く人形」「およみぐすり」の2作品についてはとらのあなさん分が先月消滅し、「秘封倶楽部は今日も養分」は手持ち在庫分も含めて、この度めでたく完売と相成りました。

重ねてお礼申し上げます。

 

「歩く人形」「およみぐすり」に関しましては、まだ若干手持ち在庫分が残っておりましたので、当サークルのBOOTH(https://suzudango.booth.pm/)にて販売することにいたしました。

書店委託ではなく個人通販になりますので、価格も即売会と同じ金額です。

よろしければ、どうぞよしなに。


 

さて、露骨なダイレクトマーケティングも済んだところで、恒例の新刊あとがきを書いていこうかと思います。

ネタバレを多分に含む内容となっておりますので、まだお読みになっていない方は一旦ブラウザバックをお願いいたします。

大丈夫な方はこのまま下へスクロールしてください。
























 

では、改めまして今作『幻想郷に、〒ができました。 -死ねない程度の手紙篇-』をお手にとってくださってありがとうございます。

昨年から何か1つ、自分の中でどうしてもシリーズ物をしたいという衝動があっただけに、今回すずだんご初となるシリーズ物を作ることが出来て個人的にはすごく嬉しかったりします。

読んでみて、少しでも楽しんでいただけたのなら作者冥利に尽きます。

 

僕個人としてはあまり作者が長々と自身の作品について解説するのもどうかなーと思っているクチなのですが、イベント後にとある方から今作についての解説を求められて少しお話したところ「折角そんなにこだわって作り抜いたのなら、そのことをしっかりと外部に発表しないとすごく勿体ない」といったご感想をいただきまして、今回は少し長めに解説していく次第です。

丁度キリの良い10回目ですし、たまにはそんなことがあっても良いかな、と。

 

はじめに今回のテーマに関してですが、主題は言わずもがな「弔い」ではありますが、その副題として「月、穢れ、浸食」の3つがありました。

「月、穢れ、浸食」は「輝夜、妹紅、慧音」の3者と対応しているのと同時に、それぞれ「白、赤、青」の3色ともリンクしております。

今回の表紙は月面を模した表面加工が施された「かぐや」という紙を使っていますが、色は血のような深紅であり、そこの上に印刷されたタイトル等は黒のような濃い紺色で構成されていて、と

ここまで書けば今作をお読みになった方はもうお気づきなったと思いますが、実はこの表紙装丁、今回の話の大部分を盛大にネタバレしておりました。

(といったことを先ほどの方にお話ししたところ、「そんな伏線分かるか!」と言われてしまいましたが……)

更に言えば表紙カバーで何気なく描かれているお札が貼られたけーね先生の帽子であったり、逆にお札が一切描かれていない挿絵のもこたんであったり、伏線はそこかしこに張り巡らせてあります。

僕が文章としておこした小説という言葉だけでなく、毎回僕がデザインしている装丁や、らぱ☆さんが描かれる絵といった、いわゆる言語化できないハイコンテクストな部分も含めて、1つの作品として読み解いてもらえれば幸いです。

もっとも、「赤い糸」や「およみぐすり」もそうですが、デザインや装丁が伏線となっている作品が多いサークルですので、否応なしにその辺りを調教されてしまった被害者の方々も少なからずいるようでして。

(現時点でいただいた感想の中で、これらの伏線に気付いた方が何人かいらっしゃいました)

申し訳ないやら嬉しいやらで、とりあえず悪い顔をしております。

 

ちなみにこの「かぐや」という紙についてですが、元々はどの印刷所さんでも取り扱いがなく、「心が読める程度の手紙篇」でお世話になったあかつき印刷さんに相談したところ、なんと常備在庫紙に加えてくださることになって実現することが出来ました。

 

 

印刷所さんに不良在庫を発生させるって本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、その一方で「取扱いがないなら取り扱わせればいいじゃない」の精神は、今まで散々無理難題をこなしてきたすずだんごとしてみれば、相変わらずというか平常運転って感じがします。

どこまでやりたい放題出来るのか、各方面から刺し殺されないギリギリのラインを攻め続けようと思います。


 

……と、今作の内容に全く触れないまま終わるのもアレなので、こちらも少し解説をば。

 

今作では

・穢れはないに越したことないから取り払った方が良いよ派=けーね

・穢れあってのその人なのだから勝手に取り払うんじゃねーよ派=ぐーや

の二項対立の間に、もこたんが挟まれる形になっています。

 

最終的に慧音はその穢れ(妹紅の過去を勝手に食べてしまったという罪)を一部背負う羽目にもなりますが、そもそもの蓬莱の薬を持ち込んだ輝夜もまたそれ同等の罪を背負っている訳でして、そういった意味でこの3人は似たり寄ったりな穢れをそれぞれ抱え込むことになります。

穢れを持たない月人だった輝夜にとって穢れが「憧れ」だったとすれば、慧音の行為は許されざる行為でもある一方で、そういった罪を重ねる地上に住まう民に愛情を感じるのではないでしょうか。

あくまでも作者の妄想と想像の話ですが。

 

もこたんの罪はそう簡単に消せるものでもありませんし、ましてや殺人ともなると一生をかけて償いきれるものでもありません。

それはある種の呪いとなって、時にもこたんを苦しめます。

しかも今回の話に限って言えば、その呪いが物語を通して解消したわけでもなく、ほんの少しエントロピーが増大しただけで、物語の最初と最後とでは状況はまるで何も変わってはいません。

相変わらずあの月が、天高くからこちらを見澄ましたままです。

ですが、物語の最初と最後とでは、同じ月でもその見え方が随分と変わってくる筈です。

変えることの出来ない過去にどう向き合い、どう捉えてこれからを生きていくのか。

そんなことをもんやりと考えながら、この作品を書きあげました。

「手紙」というツールを通してもこたんと、そしてその手紙を受け取った読み手の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。



 

さてさて、今回はこのあたりであとがきを終えたいと思います。

殺人的なスケジュールに加えて、締切一週間前に風邪を引いて寝込み始めた時は流石にもうダメかと半ば諦めかけましたが、こうして何とか形にすることが出来て良かったです。

原稿中に応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

もしこのあとがきを読んで他にも聞きたい点等ございましたら、遠慮なくtwitterやメールにてご連絡いただければ幸いです。

可能な限り、答えていく所存です。

 

次回のイベント参加についてですが、受かれば8月に行われるコミックマーケット92に参加予定です。

今まではとは打って変わって異国情緒感溢れるレイマリの短編小説、それもとある音楽サークルさんとのコラボになります。

また、先日の例大祭にて体験版が公開された、さい(@saigyojiyu)さんが主催する「ひまわり鎮痛剤」さんの新作「紫と霊夢の終わらない夏」のシナリオを担当することになりまして、こちらも夏コミに向けて現在鋭意製作中です。

音楽サークルさんにゲームサークルさんという、どちらも今まで組んだことのなかったジャンルとの共同制作でかなーりのハイプレッシャーですが、いのちだいじにの精神でやっていこうと思います。


それでは、また逢う日まで。

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どうも皆さんこんばんは。

ご無沙汰しております、けものフレンズが遂に最終回を迎えてしまい、あまり元気がない土露団子です。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

さて、サークル初参加時から今まで1度もイベント当日は雨に降られたことがなかったすずだんごでしたが、今回初めて雨に降られての参加となりました。

雨天に加え、2月上旬並の寒さの中わざわざ当サークルまで足を運んでくださって本当にありがとうございます。

原稿がなかなか思うように進まず、表紙絵が印刷された紙が自宅に到着する頃にようやく脱稿した所為でスケジュールが完全崩壊し、イベント前日まで夜通し製本作業に明け暮れて何とか作り上げた甲斐がありました(もう二度とこんな辛いことしたくない)。

今作の半分はリポDでできていると言っても過言ではないくらいに、鷲のマークさんにお世話になりました。

 

ではでは、前置きはこれくらいにして恒例の新刊あとがきをこれからつらつらと書き連ねていく訳ですが、今回の注意点として2段階のネタバレを含みます。

1つ目は赤い糸のギミックそのものについてのネタバレを含んだ解説。

そして2つ目は赤い糸のギミックを解いた後のネタバレを含んだ今作のあとがき。

以上の2つです。

まだお読みになっていない方、あるいは赤い糸のギミックを自力で解きたい方はそのままブラウザバックしていただければ幸いです。

大丈夫な方はそのまま下へスクロールしていって下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、赤い糸についてのギミックについて簡単に説明していこうと思います。

 

まず、この状態(↓写真参考)にします。

(委託にてお手にとってくださった方は赤いマスキングテープを剥がして下さい)

 

 

 

 

次に、雫のような赤いビーズの付いた赤い糸を下方向に引っ張っていくと、裏面が写真(↓)のように糸がするすると抜けていくかと思います。

 

 

 

 

そして、そのまま糸を全て引き抜くとこのような形(↓)になるかと思います。

 

 

 

 

すると、もう一方の糸を同じように引っ張っていくと解くことができるようになります(↓)。

 

 

 

 

両方の糸を全て解き終えるとこんな感じになるかと思います(↓)。

 

 

 

 

あとは上下を回転させた状態で、オマケのダブルクリップを二つ使って綴じると(↓)……

 

 

 

 

このようにもう一つの物語が現れる仕様になっています(↓)。

 

 

 

以上が赤い糸についてのギミック解説になります。

 

いやー、我ながら意地の悪い作りですよね、これ。

えへへへー。

 

次からはこちらの「赤い糸は意のままに」のネタバレを含めてのあとがきとなりますので、まだお読みでない方はここで一旦ブラウザバックしていただければと思います。

 

既にこちらもお読みの方は、引き続きスクロールしてあとがきへと進んでいってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、改めまして今作『赤い糸はそのままに』をお手にとってくださってありがとうございます。

少しでも楽しんでいただけたのなら作者冥利に尽きます。

 

今作は本を一度全てバラさないと続きを読み進めることができないという、とんでもなく意地の悪い作りも含めて、一貫して「一度知ってしまったら戻れない」という不可逆性を意識した作りになっています。

赤い糸を引き抜いてしまった本はもう元通りに戻すことはできませんし、この本を読んでくださった読者の方もまた、赤い糸を引き抜く前と同じ気持ちのまま読むことはできないかと思います。

「知りたくもなかった」なんて知ったことを後悔することは多々ありますが、それはあくまで自分が都合の良い事実しか認知していなかっただけの話でもありますし、そういった意味では普段生活する上で多くの人は沢山ある事実の内、自分が信じたい事実だけを上手く抽出して生きているのかもしれません。

(逆を言えば、「知ってよかった」と思うこともまた同時にある訳ですが)

そんなことをちょっぴり思いつつ、書いたのがこの作品です。

 

さて、次回の参加予定のイベントはというと、5月7日開催の『第十四回 博麗神社例大祭』です。

昨年末の冬コミで出した『幻想郷に、〒(ポスト)ができました』の第二弾として、今度はもこたんがポストにお手紙を出す短編小説を頒布する予定でいます。

スペースは【H48a すずだんご】です。

サークルメンバーから怒られそうな気もしますが、多分またweb上に全文公開する形になるかと思います。

暇な時にでも読んでいただければ幸いです。

 

それでは次回、東京ビッグサイトで逢いましょう。

お疲れ様でした。

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新年あけましておめでとうございます。

本年もそうぞよろしくお願いします。

 

と、それとなく茶を濁していますが、あろうことか年内に書き終えることができず、更には正月三ヶ日さえも余裕で素通りしてのあとがきとなりました。

今年も非常に先が思いやられるスタートとなってしまいました。

遅筆に一層の磨きをかけている、相変わらずの土露団子です。

 

 

さて、改めて昨年の2016年を振り返ってみると、当サークルにとっては激動の1年でした。

まず、イラスト担当だったすずが多忙のため一時的に同人活動を休止せざるえなくなってしまったこと(それでも時々、本文の校正であったり、当日の売り子の手伝いといった補助役で僅かながら参加してますが)。

それに伴い、らぱ☆(@_Rapa_)さんをはじめとするサークル外の絵師さんと組むようになったこと。

2015年に参加した第二回博麗神社秋季例大祭で偶々隣同士になった文月雨香(@youkagesou)さんと合作本を作ったことに加えて、紅楼夢ではタナバン(@tanaban0831)さん主催の東方カレー合同に参加したり、先日の冬コミではさとうとしお(@sugarAsalt)さん主催の秘封はち合わせ合同に参加したり、ちょっとだけ製図P(@kinzokuseitarai)さんとねころり(@necololi)さんのところで艦これボカロアレンジCDの制作に携わったりと、あちらこちらに顔を出すようになったこと。

そして顔だけならまだしも、京都秘封で初めての遠征参加までして地方に顔を出すようになったりと、かなーり濃密かつ充実した1年でした。

 

最近だととらのあなさんやメロンブックスさんといった書店さんに行くと、僕の作った本がひょっこり顔を出すことがあったりなんかして、何だか嬉しいやら恥ずかしいやらでいっぱいの気持ちです。

サークル活動を始めて1年半、東方に限って言えば1年と少ししか経っていないにも関わらず、こんなにも沢山の方の手に取ってもらえるようになって本当に感謝感激雨あられです。

ありがとうございます。

 

今年は昨年ほどのハイペースで作品を作り上げていくことは難しいかもしれませんが、精一杯無理をしない程度にやっていこうかなぁなんて思っています。

真面目な文ばかりずらずらと書いてごめんね。

次の段落からいつものあとがきを書き連ねていくので、まだ読んでないよ!という方は今すぐにバックだ。いいか、絶対にだぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、ということで今作『幻想郷に、〒ができました。 -心が読める程度の手紙篇-』の簡単なあとがきをば。

 

読み終えて、さぞ驚いた方も多いと思います。

手紙付き短編小説という形態はさて置き、内容はというと僕の処女作『Dead or Alive』以来となる、実に9作振りのめっちゃド真面目ストーリーで貫き通したのが今作です。(東方に限って言えば初)

今までナックルボールしか投げてこなかった人間がストレートですよ、ストレート。

それまでアグレッシブな曲ばかりを作って歌い上げていたミュージシャンが、何を思ったのか突如ガッチガチのバラードを歌い始めっちゃうあの感じ。

言うなればEXTREMEのMore Than Wordsみたいな感じかもしれません、全然違うかもだけれど。

 

ところで、どうしてさとりと菫子の組み合わせだったのかというと、今回イラストを担当してくださったらぱ☆さんが2年前に出された本『テレフォンクラブでおRingRing』を読んだ影響をモロに受けてのことです(白状)。

まだ読んでない方もいらしゃると思うのでネタバレは程々にしますが、この作品もさとりと菫子がすれ違う内容になっています。

性格は違えど二人とも負けず劣らずの嫌われ者同士で、人間(?)関係もかなり孤独かつ希薄で、実は結構似たような共通点を持っているんですよね、この二人。

どこか二人とも冷めきっていて、スレていて、絶望的なまでにコミュ障で……。

 

けれども、そのことを肯定することはしないし、それでいて否定もしない。

そんなものかと割り切っているのが、この二人の大きな特徴じゃないかなぁなんて思ったりしています。

そんな歪な関係は今の現代社会だと恐らく通じもしないでしょうし、受け入れてもくれないでしょうが、その反面、幻想郷ならその全てを受け入れてくれる。

「通じ合えなければいい」という諦観ではなく、「通じ合えなくてもいい」という達観でもなく、「通じ合えないからいい」という発想を転換するその一言に、全てが集約されているように感じます。

案外、この二人なら上手くやっていけそうな気がします。

マイナスとマイナスをかけたらプラスになるって言いますしね。

人によって距離感が違うので、下手に近づき過ぎないことも意外と大切なのかもしれません。

 

 

さてさて、今年の2017年最初の参加予定のイベントはというと、3月26日開催の『境界から視えた外界-至-』です。

恐らく当サークル最後となる、およみぐすりと同じほぼ手作り仕様の、全ページ袋綴じ特殊装丁本を頒布する予定でいます。

渾身のナックルボールを全力で投げ込む気でいるので、どうぞご安心を。

僕は一生ナックルボールを投げ続けます。

 

それでは次回、東京秘封で逢いましょう。

お疲れ様でした。

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