ISIL擁護にしかなっていない、日本共産党小池氏の質問 | 朱雀ひのでのブログ

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これではテロリスト擁護発言と取られますよ、小池さん。



人道支援演説めぐり共産「2人への危険、認識あったのか」vs首相「テロリストに気配り必要ない」

(産経ニュース 2015.2.3 14:50


 安倍晋三首相が3日の参院予算委員会で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害したとみられる事件をめぐり、共産党の小池晃政策委員長と“バトル”を繰り広げる一幕があった。


 「最近も殺戮(さつりく)を行い批判を浴びているイスラエルと軍事協力をし、そのイスラエルの首相と肩を並べ『テロと戦う』と述べることが、中東諸国の人々にどう受け止められるのかを考慮したのか」


 「拘束された日本人を危機にさらす危険性を考慮しなかったのか」


 質問に立った小池氏はこうまくし立て、1月の中東訪問中の首相の言動を批判した。


 これに対し首相は「今の小池さんの考え方は全く間違っている。私がイスラエルと関係を持ち、イスラエルにアラブの考え方を伝えることはアラブの国々が望んでいることだ」と反論。その上で、「エジプトでもヨルダンでもパレスチナでも私がイスラエル首相と会談して言うべきことを言い、中東和平に向けて進んで行くことを促したことに対して評価されている」と強調した。


 小池氏はこれに先駆けて首相がエジプトで行った演説についても「『非軍事の人道支援』という表現はない。2人の日本人に危険が及ぶかもしれないという認識があったのか。首相の言葉は重い」などと追及した。


 首相は「いたずらな刺激は避けなければいけないが、テロリストに過度な気配りをする必要はない。ご質問はISIL(イスラム国)に対して批判をしてはならないような印象を受ける」と反撃。イスラム国と対峙(たいじ)する国々への協力姿勢を打ち出した演説は現地で高評価を得たとも主張した。


この様子は で見ることが出来ます。



日本共産党は、ISILとつるんでいるのか?と言いたくなります。

ISILの行為に対し、断固糾弾するといいつつ、安倍総理に対する質問の内容は、ISIL擁護につながっているのですが。


ハッキリ言いましょう。

良く言っても、小池氏の発言は「(事が終わった)後からなら何とでも言える」としか、評価できません。

死んだ子の年を数える行為、と言い換えましょうか?


「あの時、ああしておけば、こうはならなかっただろう」

人間、誰しも思う事です。

凶悪なテロリストに、しかもまともに交渉窓口を示さなかった相手に、どういう対応が出来たというのでしょうか?

殺害されたお二人には気の毒な言い方ですが、退避勧告が出て、何度も注意を受けながら、極めて危険な現地に入った責めを、命を持って贖ったのだとしか、言いようがないと思います。


それとイスラエルに訪問したから、アラブを敵に回したかの様なレッテル張りも、見当違いです。

安倍総理が答弁でも答えているように、安倍総理はイスラエルの首相に対し、耳の痛い事を言っています。

日本は中東での紛争の双方に肩入れしてこなかった事が効いてきており、イスラエル、アラブ諸国双方に言いたいことが言えるという、世界でも稀有な立場を得ています。

これはアメリカ、ロシア、中国、いずれにも不可能な事なのです。


そんな国が、中東に本格的にプレゼンスしてきたら?

勢力拡大を図りたいISILとしては、目障りそのものでしょう。

アメリカの中東援助などと違い、日本の協力は中東諸国の評価は高く、本格的に援助に本腰を入れだしたら、中東諸国は今よりも安定する事でしょう。

そうなればISILは、砂の中に埋もれるしかありません。

だからこそその前に、脅しで日本を言いなりにしようとしたと見るべきでしょう。


テロと戦うと言ってはならない?

小池氏は、テロを放置せよというのでしょうか?

それは今なお続くISIL支配地域での虐殺を許し、多くの外国人、現地人の人質の殺戮が続くことを意味します。

小池氏はそれを黙って見ていろと言うのでしょうか?

それこそテロリストの思う壺です。


既にISILは、日本を名指しでテロの標的とすると言っているのです。

今更何を言っても、テロと戦わざるを得ませんし、国を挙げてそのための知恵を出すべき時です。


日本国民をテロから守る。

それは公僕たる国会議員の役目ではないのですか?

そのために働かないなら、どうぞ国会から去っていただきたいです。