今回の免許更新は怪しい奴を使わずに自分でやってみた。

(7/7 追記: "オンライン対応"以外にも、なにやらいろいろインドネシア各地で混乱しているようで、この1年程、各地区での取り扱いに大きな差がある模様。

* 「KITASでは免許更新できない」は嘘です。できました。一部地域で出来ないと言っている人達・担当官がいるようですが、間違い。

* 「期限切れは更新できない」。あたりまえじゃん・・・ただ、以前は結構新規が、いい加減であったように、さらに適当だった模様。ちなみに、昨年より結構、新規取得は、手続き通りにやらないととれなくなった模様。

*  「KITASでも5年の免許がでる」。実際に”5年もの”をBekasiで取得している人もいて見せてもらいました。それを商売にしている人、地域もあるのは今日時点では事実です。

でも、JakartaではKITASは1年でした。KITAP(永住)は5年(現地人同様)とのこと。なにやら、通達に解釈の余地(誤解できる部分)があると思われそこをついたローカル役人のビジネスのように見えます。手数料は普通800円だが、そういうのはお高い(と言っても日本の違反者更新時講習程度)。

追記 以上)

 

重要なお知らせ:

以前、SIMはオンラインでレジストレーションでき(実際、外国人用の選択も登録もできた)、当日持っていくコピーは

「KITAS原本とコピー」、「旧免許原本とコピー」、「健康診断書」

となっていたが、インドネシアお得意の嘘だった。プンプン

 

窓口で実際に申請して、オンライン登録が終わっていると見せても、「外国人はまだオンライン対応できていない。まだマニュアル(手作業)のままだ!」と言いやがった。ちゃんと登録できているといったら、「問題無い、それは勝手に無効になる」。びっくりはてなマーク

 

さて今回のまとめ:

なので、怪しい奴を使って免許の取得、更新は外国人に対しては未だ健在。(私の、”怪しい奴”、死んだのかな?行ってみると結構、同業者がいたから、外国人向けにはまだまだ需要がある。このまえ、エイズの末期患者みたいな顔で、体もガリガリで死にそうだった。遂にダメになったかも。シリウスです)

 

比較:

* 怪しいやつを使った場合の所要時間と費用:

40-50分, 写真、サイン,指紋だけ。  

600,000(6,000円)

 

* 今回自力でやった結果 

7:30-9:00まで1時間30分。用意されている恐怖アトラクションを一通り体験しないとならないが、そんなもの。費用は25,000rp(健康診断書と言うか、ただの目の検査結果)80,000rp(更新手数料正規)の

105,000rp(1,000円)

 

感想:

日本と違って、外国人向けに手順が明記されているわけでもなく、係員もいい加減なので、言葉ができないと厳しいが、言葉がある程度わかれば寧ろスッキリ簡単。でも5000円位しか違わないなら、怪しい奴使った方がいいかも。ウザい迷路遊び、余裕が無ければ面白くないし(今回は面白かったけど)。

 

手順 

Daan MogotにあるSATPAS SIM POLDA METRO JAYAの場合。

なお2015, 2016, 2017年と毎回、配置や改装が進んでおり、微妙に変わるので、常にインドネシア語で確認できる程度が適正レベル。

でないと、いきなり「銅の剣」と「旅人の服」で魔王を叩きに行くような状態になりかねないかも。せめて「みかわしの服」位を装備したほうがよい気がする。

 

1) 駐車場に入る。1時間分の3,000rpを払って紙を貰う。

2) 車を止めたら、駐車場料金所側にある(免許センターの建物と反対)方に、コピー屋と検査場が集まった建屋がある。

ここが健康診断書を作るところで7:00からオープン。

そこでコピーがまだならコピー、既に用意してあれば目の検査費を払う

ここに並ぶ。左端はSIM B(業務), 中央、右はSIM A(自動車),B,C(バイク)。

見にくいが、料金25,000rpと張られている。

免許のコピーKITASのコピーを渡すと、ピンクのフォームにホッチキスで止められて返ってくる。

3) ピンクのフォームを持って、隣の検査室にいく。

フォームを先に出して列に並ぶ。順番が来ると目の検査。

インドネシア語で数字とアルファベットが読めればOK。

目の試験というよりインドネシア語の試験?

ものの数秒でピンクの紙にサインされて返ってくる。

 

なので、一番の難関?かと思っていた医師の診断書があっさり終わる。

隣にこんなの↑が有ったので、保険料もいるのかな?とか思ったったら

「免許が本物ならいらない。このまま申請所にいって」と言われた。意味不明。

 

4) ここまで準備ができたら、駐車場を隔てた反対側の免許センターの建物に向かう。入口で紙を見せ、”免許欲しい人バッジ”を貰い胸に付けて中に入る。

(ここで手伝いはいらないか?と聞いてくれるので自信が無ければミンタバントゥといえば、怪しい奴を手配してもらえる。多分600,000rp)

何処に行くのか?と聞くと外国人は19番と言われたが、

これは正しくない。

 

5) 先ず、入って左側後方に、SIM BRIとあるので、そこに向って左端がSIM更新、2番目がSIM新規となっておりSIM更新で料金を80,000払う。

伝票(宅急便の送り上みたいな奴)をもらう。

 

6) その右側にあるFORMULARで申請用紙を貰って記入する。

オンラインで登録の時に入力したような内容で略称なども多いからインドネシア語の帳票にある言葉をある程度理解できないと厳しいかも。

SWASTAとか説明もなく多数登場する。辞書は多分役にたたない。

但し: オンライン同様、どうでも良さそうな質問のオンパレードでパスポート番号、KITAS番号、住所、身長、性別、誕生日、出生地、旧免許証番号程度は記載しておいて、

後は放置でもいいかもしれない。実際結構放置して出したが、見もしないし、問題無く免許証がでてきた。

 

7) 外国人窓口に行くここは8:00からオープンだが、担当官は当然の様に5分遅れて登場。

 

さて、ここで、問題が起きる。私が変な予感の働かない素直な人間ならゲームオーバーであった。SIM ONLINEで言われている書類では不足だと言われる。

他に

1) パスポートのコピー

2)マルチプルエントリーのページのコピー

を出せと言われる

 

インドネシアを信用していないのが功を奏した。

実は出がけに嫌な予感がしたので念のため、用意しておいた。

(みかわしの服を装備した)

この時、速攻で提出したら担当官が寧ろビックリしていたから、こいつわざとやっている。まさか、持っていると思っていなかった模様。そうだよね、あのSIM ONLINEの”持ってこいリストに無い”んだから。

一通りそろうと、書類をまとめてホッチキスでとめる。

その一部を手で、ちぎって渡される。

これをどうするのか?と聞いたら、写真を撮れと言われる。

 

8)

写真を取るところに行く。

入ってきたところに戻り更にその奥の広い部屋が写真の場所。

以前は小部屋で撮ったが今は広々としたパーティションにデスクが並んでいる。賄賂が貰いにくい構造なのかもしれないが、別に気にせず堂々と怪しい奴は渡して優先処理されていた。

 

ただ、受付らしいものが無い。有るけど人がいなかったり、居たりでどうしたらよいのか戸惑う。それっぽい人間を捕まえてどうするのか聞く。こいつがいきなり裏にアルファベットを書き込んで、そこの担当官に渡すように言われる。

知らないで箱に放り込んでもいいのかもしれないが、何時どこで処理さるのかさっぱりわからなくなるから、最低どこに渡したのかくらいは知っておかないとならない。

(実際、問題が起きたのだが、そのおかげで事無きを得ている。)

9) とりあえず、データが届いていれば、直ぐに写真、指紋となる

でも、待てど暮らせど呼ばれない。

確認したら、「19番の窓口にいって写真が撮れないと言え」と言われる。例のわざとやっている奴のミスらしい。

 

行くと、「あれ、撮れるはずだ」といいながらパソコンをいじる。

「写真から19番の窓口に写真が撮れないからこれを持って行けと言われた」と言ったら、「今は大丈夫だ」という。

やはりこいつのミスだ。

無事、でぶスライムをやっつけて、再度写真にいく。

今度はあっという間に、指紋、サイン、写真と終る。

 

またさっきの「千切った紙切れ」を貰う。

どうするのかと聞くと30番へ行けという。

 

10) 30番なんて窓口は無い。

と思ったら、聞いたら外にあるとのこと。

↑これかぁ!出口ジャン!

この建物らしい。

あった!30番。

 

只、入って待つだけで、中で5分も待たないうちに名前が呼ばれる。「紙切れ」と交換に免許を受け取る。

 

11) 番外編

これで終わってもいいのだが、ラミネートを張ってもらわないと、あっという間に印刷が消える。

ここを出て正面に5,000rpでラミネート(プラスチックのフィルムを上下に貼ってくれる)の屋台があってやってもらう。

"旅人はSATPAS迷宮をクリアした"

"旅人はSIM-Aを手に入れた"

12) 駐車場出口で、今回30分超過なので1時間までの超過料金

1000rpを払って帰宅。

 

帰る前に、オンラインの文句を言おうと思ったが

「返事が無い。ただの屍のようだ」なので、止めて帰った。

 

=== インドネシア運転免許更新に必要な物(外国人)===

まだ(2017/06/16)、外国人はオンラインでは無いらしく以前どおり。(但しシステムでは正常に出来てしまうし、何も情報が無い)

1) 旧免許とそのコピー

2) KITASとそのコピー

3) パスポート(顔写真のページ)とそのコピー

4) パスポートのLimited Stay and re-entryのスタンプのページのコピー

5) 健康診断書(目の検査だけ); 当日25,000rp 7:00オープン

6) 支払伝票: 当日 80,000rp 

7) 申請用紙: 当日、6を払うと隣の窓口でもらえる。(記入は結構ハードルが高い(略語が多い)がオンラインで練習済みだったのでできた)

なお、銅の剣、こん棒などは持っていかない方が、テロと思われないから良いかと思う。服は何かしら装備したほうがよい。

 

申請用紙の記入は多少の慣れと要領がいるかもしれない。でも担当官はろくに見ないので、ツボさえ押さえておけばバレない。