土居進のTraining Report -3ページ目

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SkyLive-R 勉強会 先日の「スポーツと栄養」の一部を紹介させていただきます。 弊社ではより専門的な知識を深めるために以下のような勉強をしています。 ◉たんぱく質の摂取量について AT要請講習会のテキストに載っていた図を載せしましたが、これは元々「Journal of Applied Physiology 」という権威のある学会の論文から引用されたものになります。 この図は、運動群と非運動群の2つのグループに分けて、それらのグループをたんぱく質の摂取量によってさらに3つのグループに分けています。 たんぱく質の摂取量は、1日に体重1kgあたり それぞれ0.86g、1.4g、2.4g摂取します。 運動群はある期間定期的なトレーニングを行いました。 その結果、体たんぱく質合成量→簡単に言うと筋肉が作られる量…がどうであったか、 さらに、アミノ酸の酸化量→簡単に言うと摂取したたんぱく質がアミノ酸に分解されて体外に排出された量…がどうであったか… この2つの結果を示しています。 その結果、上の図(体たんぱく質合成量)を見ると、非運動群はたんぱく質摂取量に関わらず、体たんぱく質合成量に差はありませんでした。 一方で、運動群は非運動群よりも体たんぱく質合成量が有意に増えています。 そして、運動群の中でも、たんぱく質摂取量が0.86gのグループよりも1.4gのグループの方が有意に体たんぱく質合成量が多くなっています。ただ、2.4gのグループはさらに体たんぱく質合成量が増えていますが、1.4gのグループと有意な差は見られませんでした。 つまり、上の図をまとめるとトレーニングをした方が筋肉が合成されて(増えて)いきますが、たんぱく質をたくさん摂取しても1日で体たんぱく質を合成できる量には限界があることがわかります。 次に、下の図を見ると、運動群も非運動群も差はありません。 また、運動群も非運動群もたんぱく質摂取量が0.86g→1.4g→2.4gと増えるにつれてアミノ酸酸化量も増えていることがわかります。 つまり、下の図をまとめると、トレーニングの有無に関わらず、たんぱく質摂取量が多ければアミノ酸酸化量(アミノ酸を体外に排出する量)が増えることがわかります。 上の図と下の図をまとめると… トレーニングをしてたんぱく質を摂取すれば筋肉量は増えますが、筋肉を合成するために1日で摂取できるたんぱく質量には限界があるということがわかります。 さらに、必要以上にたんぱく質を摂取しても、余分なたんぱく質はアミノ酸に分解されて体外に排出されることがわかります。 この研究結果を、トレーニングの現場レベルで考えると、 筋量を増やすためにトレーニングとたんぱく質の摂取は必要でありますが、たんぱく質をたくさん摂取したからといって、筋肉が増えるわけではない!ということになります。 さらに、1日でヒトの身体がたんぱく質を吸収できる量には限界があり、その限界量よりも多く摂取した分は体外に排出されます。 つまり、たんぱく質の摂り過ぎると、肝臓で分解する量が増え、腎臓で排出する量も増えるため、肝臓と腎臓に負担をかけるため気をつけた方が良いということになります。 よって、トレーニングの現場ではたんぱく質の摂り方に気をつけましょう!ということを勉強しました。 *英文字で書かれている図は実際の論文に書かれている図になります。 弊社ではスポーツ科学をエビデンスから理解して、現場にフィードバックしようと心掛けています! まだまだ勉強不足ですが、もっと勉強してより良いサービスを提供していきます! ☆トレーナー募集中☆ 弊社でトレーニング活動することに興味のある方は、DMあるいは info@skylive.co.jp までご連絡ください。 #勉強会#スポーツ科学#運動生理学#解剖学#トレーニング#トレーナー募集#将来独立したい方#やる気のある方#未経験大歓迎#フィジカルトレーニング#新宿#新宿三丁目#スカイライブ#SkyLive-R

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