4年ぶりに
前回のブログから4年近く経った。その間、人生を大きく変える色々様々があった。というわけで、今は東京にいます。フロントにギャラリー構えて、裏はアトリエです。アーティストランスペース、オルタナティヴスペース、プロジェクトギャラリー、なんて呼んだりもします。現代アートでは昔よくあった、アーティストが好き勝手にやるスペースですね。商業ベースではないって事。権威に尻尾振らないよ、ってね。
ラスベガスの時みたいに巨大なアトリエではないですが、都心なので便利です。徒歩1分圏内に色々あるし、駅からも近い。ちょっと歩けば皇居。そんなこんなでまだ生きる。
sayonara2020
6年くらいブログ放置しておいたカナと思って(パスワード忘却済→変更後)久々に覗いてみたら、意外や意外、2年前にも書いてるのね。
2020は大変だった。ビザの更新で日本に戻ったら米国大使館閉まっちゃって足止めファッキン半年以上、をポジティブに変換してお陰様でロングバケーション。箱根に家借りて温泉&釣り&お絵かき三昧の日々を送ったりと本当に充実アンド楽しかった。
あと1時間で新年か。こちらはまだ大晦日の午前6時だけど。
最近は歳を重ねて脳内過去ファイルが重くなった。思い出なんかいらない。たくさんの記録をゴミ箱へ、ゴミ箱を空にして上書きしようと試みている。美化された記憶にしがみついて青春時代に聴いていた音楽とはサヨナラして、知らない曲を漁っている。それが簡単にできる時代。溢れる情報量。紅白に出るような歌い手も聴いてみたり、若い子も探したり。
その中でも「八十八ヶ所巡礼」というスリーピースなプログレ系バンドを偶然見つけてしまって、これがまあ兎に角凄いんです良いんです。
超人的な技術、実は練り込まれた歌詞、押し売りせずともコンセプチャル。彼らが紅白に出る時代が来れば、それは日本の夜明けです。
刺激受けた。勉強になります。
そんなこんなで一昨年は凄まじく忙しく本年度は凄まじく暇だった。前回の日記から、そうですね、何も変わらないですが、ホワイトハウスの議員達から何度か表彰されたり出身校の卒業生オブザイヤーに選出されたりした。表彰するなら金をくれ、と言えるわけもなくサンキューベリマッチ。
一月にはニューヨークに滞在し観たかった展覧会にも行けたし、コロナ始まる前のギリギリのタイミング、ギリギリセーフ、良かったな。もうしばらく行けないからね。
さて、新年早々アトリエの引っ越しです。カジノ街まで徒歩圏内、今回は今までで一番広い。
人生なんてあっという間だからね、前を向いて歩きましょう。
とにかく
とにかく生きる。これが大切。
長生きできればできるだけ多くの作品残せますからね。
という事で来月は2つ個展があります。公共施設とラスベガスのホテルDELANOにて。まだ新作仕上がってません。テンパってます。