市内交通とエリア <乗り物紹介> | "常春の都"メデジン情報ノート

"常春の都"メデジン情報ノート

南米・コロンビア。「地球の歩き方」に載ってない、常春(とこはる)の街で暮らす30代日本人宿オーナーが、メデジンを楽しむための現地最新情報と宿の様子をコーヒーすすりながら書きます。

まず、メデジンの大まかなエリアをご紹介します。左が北、右が南になっています。


メデジンエリア概要。地図は各バスターミナルと空港でもらえるので到着時には忘れずに。


旅行者が主に訪れるエリアを大きくかこってあります。メデジンの良いところですが、見どころは主にメトロ(電車)と徒歩で動き回れるようになっています。タクシーもボゴタと違い、支払う料金がメーターに表示されますので、外国人でもトラブルはあまり聞きません(一度タクシーメーターが壊れているというタクシーに乗り問い詰めましたが、相場より安く請求され拍子抜けした経験があります)。各エリアについては別エントリーに記載します。


市内交通(よく使う順に)

1.メトロ

コロンビア国内で唯一走る電車です。南北に走るAラインと東西をまたぐBラインの2線がSan Antonio駅で交差しています。料金2000COP(約100円)でどこまでも行け、後述するメトロカブレ(ゴンドラ)も追加料金なしで乗れます。チケットは一日限りではないので、一度に何枚か買っておいて翌日以降使ってもOK(朝と夕方のラッシュアワー時はチケット窓口が非常に混みます)。

メデジン電車
メトロや駅構内はゴミひとつ落ちておらず、清潔に保たれています。

2.メトロカブレ(ケーブルカー)

メデジンのシンボルのひとつ。山に囲まれたメデジンには斜面に沿って貧しい地域が広がっており、そうした人々のためにケーブルカーを公共交通機関として作ったのが世界的にもユニークな試みとして評価されています。観光客にとっては移動手段というより観光アトラクションそのもの。眼下に広がる少しくたびれた家々と人々の生活を見ながら上がっていくと、素晴らしいメデジンの景色を見ることができます。

現在2路線あり(もう2路線は建設中)、メトロAライン"Acevedo"駅と、Bライン終点の"San Javier"駅から発着しており、電車のチケットがあれば追加料金は不要です。大雨の場合は運行を停止する場合があるので注意。


メトロカブレからの眺め。高いところが好きなある旅人の女の子がひたすら上り下りを繰り返してました。(写真:Yuho Takeda)


3.タクシー

メーター式なので交渉不要、メデジンの土地柄かトラブルもほとんど聞かないタクシーは旅行者にも使いやすいといっていいでしょう。ただしドアを日本のようにバタンと閉めるのはこちらではマナー違反。あからさまに怒るドライバーもいます。半ドアになってもいいので必ずそっと閉めるのがコロンビア流。

メーターは2000ペソ台から始まりますが、最低請求金額はおよそ4600ペソなので短い距離でメーターが3000程度でも運転手からはその程度請求されると思ってください。

料金は参考までに、市内なら7-10km程度移動して12000~14000COP(550~640円)程度でしょうか。ちなみにコロンビアのガソリン価格は日本より少し安いくらいなので、タクシー運転手の手取りは非常に低いです。100ペソくらいおつりが来なくても他のコロンビアの人同様、大目に見てあげてください。

4.バス

電車とタクシーがあると言っても、バスは未だに市民の足として広く利用されています。料金は1,800COP(約80円)。車内には色々なパフォーマーや物売りが入ってくるので、意外と面白いという旅行客は多いです。もしお菓子を売っている人がいたら車内を歩きながら渡してくるので、買わなくてもとりあえずもらっておいて、後で取りに来たら返すようにするのがマナーです。

他にもMetro Plus(メトロプラス)という、バス専用レーンを走り、駅もある乗り物がありますが、観光客はあまり使わないので割愛します。

5.<番外編>トゥクトゥク

メデジン郊外の街で見るのがいわゆるアジアでいうトゥクトゥク。料金はもちろん
交渉です。このトゥクトゥク、インド製なのでインドで走っているオートリクシャと全く同じです。

メデジントゥクトゥク
インドと同じ (写真:Yuho Takeda)


各エリア概要はこちら