手足の痺れ、かなりよくなりました~カナヘイ花

アブラキサン終了時は、肘下膝下は全て痺れていて、感覚もなくなっていましたが、2ヶ月経った今、痺れは指先だけになっています。

時間が解決したのか、薬の効果が出たのかは定かではありませんが、実は、4クール終了と共にある漢方を始めました。
個人的にはこれが結構功を奏したのではないかなぁと思ってます。

アブラキサン1クールで、これまで体験したことのない世にも奇妙な手足の痺れが出てきたとき、とてもびっくりして、そして2クールの投与が不安すぎたので、痺れの原因や対処方法を調べました。

本で調べた上で先生に症状を相談し、リリカ(プレガバリン)と漢方の牛車腎気丸を出してもらいました。

どちらが効くか試すためにも、まずリリカだけを服用しました。

飲みはじめてから1週間位経って、実感値としてリリカが効いてきてるようでした。
リリカは、それからずっと飲み続けています。

牛車腎気丸は漢方なので数週間以上飲み続けないと効果もわからないため、一番痺れがキツくなるはずである4クールが終わってから飲み始めることにしました。
アブラキサンの投与量と、疼痛度合いも比例するようだったので、後に切り札を残しておきたい気持ちもありました。

牛車腎気丸を飲みはじめてから、2週間ほど経った頃からすっと痺れがおさまってきました。

痺れと反比例して関節痛が出てきましたが、それはさておき、痺れがなくなって服のボタンがとめられるようになったり、字がまともに書けるようになったりと、一部のQOLは改善しました。

データでは痺れがなくなるのに1年以上かかる人もいますし、医師や看護師さん、薬剤師さんとも、私の痺れの状況を鑑みると回復までに結構かかるかもと話していたのですが、予想よりは引きが早かったので、漢方が合ったのかな~と考えてます。

1年以上、もしくはずっとこの痺れが続いたら、手足を使う仕事はできないから、痺れてない顔を使う仕事しかできないなぁー顔を使う仕事ってあるのか?耳?目?鼻?と悶々としていましたが、痺れがおさまってきて、ひとまずほっとしています。

今や代わりに関節痛参上!なので、どっちがいいかわかりませんが(笑)

まぁ、ひとつずつ回復、ですね!


参考までに、私が参照した本の内容を、一部ですが記します。

ちなみに、私がお薬について調べるときに参考にしてるのはこの本。


一般向けではありませんが、論文を読んだり調べなくても、乳がんの薬物療法についてまとめて書いてあるので、とても役に立っています。

この本の中に、CIPN(化学療法で誘発された末梢神経障害のこと)等の副作用についてまとめてある項があり、その中に、アブラキサンによるCIPNの初回発現までの日数と回復までの日数を調査したデータと、処置薬の事例が記載してあります。


CIPNの対処方法だけではなく、人によって回復にかかる時間はバラツキがあるんだなーとか、量と疼痛度が比例することやCIPNの薬剤毎の発現頻度など、色々参考になることが書いてあります。

他にも、この本の中には、デュロキセチン(サインバルタとかです)が、CIPNの疼痛に効果があるかも、とも書いてあります。


私は、以前、抗がん剤の副作用の自律神経失調対策で、サインバルタを試して全く体に合わなかった経験から、サインバルタは試していません。

記載した薬剤は、全て有効性が立証されているわけではなく、臨床的に使用されている薬剤です。

こちらの本も、化学療法の研究結果がメインなので、代替療法や漢方についての記載はほとんどありませんし、あくまでも統計学的な視点で読んでください。

みんなに漢方が効くわけではありませんが、 末梢神経障害に悩む方の一助になれば幸いです。

気になるかたは、まずはよーくよーくお医者さんや薬剤師さん、看護師さんに相談してください。

Happy life with cancer!!