天井が見えない相場展開から、どうにか天井がある相場にと近づいて来ているように思われます。

今月に行われた日中鰻貿易会議では、中国側の応対に高過ぎる活鰻の価格に反応し始めた感触が見られた。日本側からの要望は、相場上昇の停滞と極端に需要が落ちた市場の反応に始終一貫して、これからの業界の存続を危ぶみ、双方が適度に接点を保てる価格への歩み寄りを嘆願しました。

昨今のシラス鰻の3年連続大不漁を弁えて、供給不足を理解した上でも、最近の相場の高値に、買手の存続が危ぶみかけて来ている。生産者がシラス不足で相場の高値の購入をせざるを得ない現実に相反して、これ以上の活鰻を買い切れない現実が如実に現れています。

 連休を前にして、例年であれば産地間の活鰻取引も活発になり、海外からの活鰻輸入も数量を増してくる時期でありますが、今年は春休みが終わりかけた4月前半から、急激に販売数量の低下が目立ち、一部では荷余り現象が起きています。

特に中国産に関しては、高値を嫌った産地問屋が注文を拒んだ事と季節変化で寒暖の差により荷傷みが多く、またそれに伴い病気も多く、様子見に転じた結果が、輸入量の大幅な減少を招いたと考えられます。



ほっといっぷく

中国側からの報告では、シラス採捕量は14トン。

池入れ量は、5.5トン。因みに台湾は、600kg~?。

台湾と中国からのシラス輸入統計では、5,8トン。内、台湾からが3.5トン程。

韓国に輸出された中国シラスが、2トン程。

すると、中国国内に池入れた数量は、10トン近く存在すると思われますが、計算上では。日本の池入れ数量は、13トン。

既に池入れされたシラス数量は、全国で19トン~26トン程と成ります(韓国含め)また、報告に依りますと、ジャポニカ種以外は20トン。噂の想定では30トン。フランス産、アメリカ産、インドネシア産、ヒィリピン、カナダ等。

価格に関しては、25元~43/一匹。現在のレートは1元が13円ですので、325円~559円になります。kgでの相場は、162万~280万になります。

 この池入れシラス数量が、大幅に足りないのか、これでも荷余りになるのか、今後の相場と需要に依りますが、販売状況から見ると、既に限界相場であることは、間違いが無いように思います。


ほっといっぷく

当社の中国産鰻の仕入れ窓口であります、中山市三京貿易有限公司の薛社長と関連会社の頼社長です。遠路遥々と日本にお越し戴き、誠にありがとうございます。安心で安全で適度な価格で、末長く供給して戴けるようにお願い致します。