年末年始ログ(その1)
さてさて盛り上がってまいりました。
…何がだ。
というわけで、年末年始の目標はこちら でした。
年末年始休暇も既に10日ほど前のこととなってしまってますが、作業作業でパシャパシャ撮った画像を元にどんな感じでシェイピングしたかを残して行きたいと思います。
ちなみに、著名なシェイパー・ビルダーさんは過去に作った板を基に「テンプレート」と言うものを作成して同様の板を作れるようにしています。(薄いベニアで作る事が多いみたいですが、ダンボールとかでも作れますね)
私はこのテンプレートがまだ数少ないので今回掲載するように…、ちょっと回り道をして作ります。
今回はその回り道の作業についての説明なんですが…、
この回り道は(手間はかかるけど)非常に楽しい回り道です。
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1.プランニングをする。
あれやこれや考えながら自分のライディングを思い浮かべ自分が所有している板と比べたり、こういう感じのライディングをするためにはこうした方が良いんじゃないかとか、けどそうするとこういう時にリスクになるなぁとか…。
ロッカー、長さ、幅、厚さ、ノーズ・テール形状、レール形状、コンケーブ…
トータルで考え、その考えた形から各項目の数値を決定します。
で、決定した数値を紙に残して(忘れちゃうからね)、コルクボード に貼り付け、それを元にブランクスの成形をしていくのです。
2.長さを記す
今回の板は(ロッカーの関係で)ノーズの方をカットオフするので、プランニングした板の長さをテールから測り、鉛筆でブランクスに線引きします。当然のことですが、重要な線になるので慎重に引きます。

線を引いたら、その線(ノーズの先端)とテールの先端の真ん中にマークをつけておきます。
これは最大幅の位置を決定する参考にします。
3.ノーズ・テールからの等間隔線を引く
ノーズ(の線)およびテールから6インチ毎に線を引きます。
ただし、一番端っこの線だけはノーズ形状やテール形状と深くかかわってくるので、その半分(3インチ)の線も引いた方が良いと思います。


※ちなみに私はブランクスのPDFなどと同様に6インチ幅で線を引いていますが、当然もっと細かく線を引いても良いですし、もちょっと間隔を広く線を引いても良いと思います。
3.等間隔線ごとの幅決め
等間隔に引いた線ごとに正確に幅を計り、そこに印をつけてクギをさしていきます。
ちなみに私の手元にはクギはなく…。

ネジで打っちゃいました。
(当然クギより大きな穴が出来ちゃうので全くお勧めできません(笑))
4.曲線だし
幅を決めてクギを打ったら、そのクギを参考に曲線を描いていきます。
この曲線を出す方法は色々な道具を使用して出来ると思いますが、私はホームセンターで購入したビニル管を使いました。(もちょっと長い方が使いやすいと思います。)

これを元に鉛筆で線を引きます。

そしてこれを板の全体にほどこすと、

このように出来上がりの板の形が見えてきます。
ここまでの作業は冒頭にもあった通り「テンプレート」があれば手早く出来そうですね。
ただ…ニヤニヤしながら「ここをこうして…」、「いやいや、それはやりすぎだろぅ…」とか想像しながらプランニングし、実際線を引き、線を見ながら「むむ、ここってちょっと直した方が良いかもな…」などと作業するのはホント楽しいです。
・・・
ちなみに、この作業以降は…正直辛い作業が多いのでこの工程で十分に楽しむ事をお勧めします(笑)
ここまでの作業は冒頭にもあった通り「テンプレート」があれば手早く出来そうですね。
ただ…ニヤニヤしながら「ここをこうして…」、「いやいや、それはやりすぎだろぅ…」とか想像しながらプランニングし、実際線を引き、線を見ながら「むむ、ここってちょっと直した方が良いかもな…」などと作業するのはホント楽しいです。
・・・
ちなみに、この作業以降は…正直辛い作業が多いのでこの工程で十分に楽しむ事をお勧めします(笑)