エセノミストは学生の時ちょいちょいアジアの国にお邪魔していました。


バックパックとかじゃなくて、結構いい感じの旅です。



心に深く刻まれた旅がありました。

それはベトナムの旅でした。

悲しかったことが三つ。

一つは外国人をターゲットに、お金をせびりに来る現地人。これはどこの国でもありました。



けれど、小さい女の子が、ぐったりした赤ちゃんを抱いてお金をせびりに来るのです。



本当にぐったりした赤ちゃんを。



エセノミスト、心が張り裂けそうでした。



 でもきけば、それはかわいそうにみせるために赤ちゃんに睡眠薬を飲ませている、らしいのです。




そんなことを!!!

そしてもう一つ。



たてかけのビルの骨組みだけがいくつも残っている姿。

90年代に起こったアジア通貨危機で、導入してきた外国資本が撤退し、ほっておかれたままになっているのだそうです。
作りかけで壊れそうなビル、一体どうなっていくのでしょう。


そして最後はもう一つ。

空港でふらふら歩いていたエセノミスト。
売店で働いていた現地のお姉ちゃんたちが寄ってきました。

何ごと?!

と思いきや、私が下げていた、機内で履くように日本の百均でかったスリッパだったのです。


どこでかったの?

かわいい!
おしゃれ!
いくら?


レディーたちの質問攻めに逢いました。

100均でも、結構デザインの変わったもので気に入っていたのですが。

悲しかったです。

裏を見ればメイドイン マレーシア。

となりやん!!!

しかも当時は一ドル95円くらい。

百円しない代物なんです。

ベトナムと偉い位置の変わらないところで、現地人を安く使って流通に乗せられた商品。

それが豊かな国に住む私の下へ渡り、現地へ運び込まれる。


それを、現地の人はかわいい。
そんな値段で売ってるの?

なんてきいてくる。

まったく悲しいったらありゃしない。



現地で雇用を創出すること、とても大切です。



そして途上国も豊かにならねば。

この人たちのために自分は何ができるか、エセノミストは今も考え続けています。