好きなだけ働かせて、
壊れたからって最後は怖がったり憎んだりするのには違和感がある」(作家・橋口いくよ)
橋口さんは3月の水素爆発直後から毎日、原発に向かって
「きょうもありがとうございました」
って感じで祈っているという。
あぁ、そうくるかぁ。
なんだかホントに久々に意表を突かれた感覚がする。
確かに、それが最もサムライ的な振る舞いのような。。。
う~~~ん、
なんだか一本取られたような。。。
いまなお原発推進を主張している政財界のおエラ方は銀河系宇宙外の遥か彼方的に論外としても、
(「健康にただちに影響ありません」
と言いつつ自分の身内だけ海外避難させるってのはいかがなものか?)
いまなお怒髪天を衝くほどの汚染水と汚染大気を撒き散らしている原発。
どれだけの恐ろしい後遺症がこの先待っているのか、誰にも分からない。
いまも我が子を抱えて、原発から少しでも離れた場所に逃げようと
西へ東へ移動しているお母さんたちがいる。僕の知人にもいる。
でも、だからと言って、原発を憎むのは違う。
確かに、違う。
悪意の原発マネーで私服を肥やした人が仮にいるとすれば、
そういう人はそれなりの報いを受けるんだろうと思う。
原発ってなんか怖そうだなと感じていながら、
見て見ぬふりしていた僕たちにも当然責任はあるのだろう。
それらすべてをひっくるめて、
崩壊しつつある原発に感謝の意を表する。
未熟な僕にはまだ少し抵抗はあるけれど、
すんなり出来るようになったら、
ひょっとすると達人の域に近づけるのかもしれない。
※一応ご参考まで→原発関連記事(6月29日)
皇帝ペンギン/橋口 いくよ
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