言葉の壁をすり抜けて、感動の波が世界中へ一瞬で広がっていく。
スポーツは時に神秘的な力を発揮する。
気まぐれな神さまがふと地上に降りてきて、何やらいたずらでもしているんだろうか。
試合までに培った長い長い日々の修練の成熟度は、
ほんの一瞬のプレイでくっきりと暴露される。
とても残酷であり、極めて公平でもある。
「練習で流した血と汗と涙は裏切らない」。
よく聞く台詞だが、実際に目の前で提示されると、
どうしても涙腺はウルウルしてしまう。
7月18日早朝(日本時間)。
日本女子サッカー‘なでしこジャパン‘がW杯(ドイツ開催)で初優勝したらしい。
サッカーに疎いボクにもその偉業っぷりが、これでもかというくらいに伝わってくる。
後から映像をインターネットでチェックして改めて、ガチで凄かったんだと納得。
決勝では体格的に自分たちより遥かにでかい米国勢を相手に、
見事な気魄と粘りっぷりを披露していた。
素晴らしい!
そう、こんな時はミラーニューロン(真似をする脳内の神経細胞)を全開にしよう。
極限まで高まっている選手のエネルギー状態をそのまま、自分の脳内にコピーしてしまうのだ。
ニッポン、チャチャチャ♪ 未曾有の危機なんか吹っ飛ばせ。
同じ阿呆なら踊らにゃソンソン♪
乗ってる‘なでしこジャパン‘にボクらも笑顔で続くのだ。
行け! なでしこジャパン!/荒川 恵理子
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