唐突ですが、ダメな会話編。
「原発のお話をよく書いてらっしゃいますけど、放射能ってそんなに怖いですか?
私、ちっとも怖くないんですけど」
「い、いや、ボクも全然怖くないっすよ」
「ゆらさんって、ホントはとても臆病なんですね」
「ちゃ、ちゃうで! な、なんや君、ボクにケンカ売ってんのかいな。
ぜ、全然びびってなんかないでっ」
と言いながら、コーヒー・カップをぷるぷる震わせる。…あっ、コーヒーこぼれた。
※あくまでフィクションです。実在の人物とはほとんど関係ありません。
NLP的にOKな会話編。
「放射能が怖いか、ですか? あのね、
幕末の志士・吉田松陰が、弟子の高杉晋作に伝えた言葉で、
ボクが個人的に特にお気に入りなのは…。
『死ぬことによって志が達成できるならば、いつ死んでも良い。
生きていることで大業の見込みがあれば、生きて成しとげれば良い』
なんですよ(少し遠くを見つめる目で)。
高杉は師の教えを守り、どうでもいい戦いの場では危なくなるとさっさと逃げて、
ここ一番の大勝負のときは真っ先に突入し、最後まで命賭けで戦い抜いたそうです。
どう思います?」
※これがエリクソン催眠話法のメタファー(例え話)を使ったゴマカシ、
じゃなくて説得術の一例です。なんだか意味は分からないけど、妙に心にひっかかったらOKで、
潜在意識に届いた証拠です。一度試してみると、いいかもしれません。