私は高校生のころ東京大学進学しか
考えていなかったので、大学受験では
東大に願書を出して、そして・・・・・・
失敗しました（不合格）。
浪人して再び・・・失敗しました。
見事に入学を断られたわけです。
これによって、後に言えなくなって
しまったことが一つだけあります。
何か？
「人生、東大だけが大学じゃないさ～」
というセリフです。
今でも本音では「人生、東大だけが
大学じゃないよ～」と思っていますが、
これを言って良いのは「東大に合格
した人だけ」・・・だと思います。
それ以外の人・・・とくに不合格になっ
た者が言うと、それはただのひがみ、
やっかみです。
美しくありません。
・・・・・・・・・・・
同じことがお金に関しても言えます。
お金を持っていない人が「お金だけが
人生じゃないね～」と言っても、信憑性
が薄いというか、説得力がありません。
ひがみ・やっかみにしか聞こえない
からです。
でも、お金持ちが「お金だけが人生じゃ
ないね～」と言うと、それなりの説得力
があります（まあ、逆に説得力がない
ようにもとれますが・・・）。
就職についても同じです。
志望する職業に就けた人が言う
「就職だけがすべてじゃないよ～」と
いう言葉と、何十社も就職試験に落ち
た人の言う同じセリフとでは重みも
意味合いも全然違います。
オリンピック選考で選ばれなかった
スポーツ選手が「オリンピックだけが
大事じゃないよ～」と言うと、負け惜し
みに聞こえます。
選ばれた人が「オリンピックだけが
大事じゃないよ～」と言うと、謙遜・
美学の姿勢が感じられます。
「○○だけが人生じゃないよ～」という
のが正しいか正しくないかは別として、
「そのセリフを言うに値する人と値しな
い人がいる」・・・というのと同じように、
「人生哲学を自分なりにしっかり持つ
こと」自体が大切だと思います。
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