人を動かすコツとは?
そろそろ会社でも年に一度の大掃除
の時期ですね。
普段の仕事とは異なる「掃除」という
仕事がこの時期には待っています。
上司は部下を配分しつつも、このとき
だけはみんなと一緒に掃除を行うほう
が一体感が生まれて良いと思います。
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人が他人を動かすには大きく2つの
方法しかありません。
一つは圧力をかけて強制的に動かす
方法で、もう一つは相手の自発的意思
を誘導して動かす方法です。
どちらがベターか?と言えば、人間関係
を良好にする意味では後者の「自発的
(内発的)行動」ですね。
上司が部下に仕事を指示して部下が
動くのはどちらかと言えば前者に
当たります。
「上司からの指示」という外部からの
圧力に負けて部下は動きます(そうし
ないと給料をもらえない/クビになる
から)。
これを優秀な上司は、いかにして部下
の内発的行動に変えていくか・・・?と
いうことを常に考えて部下と接します。
同じことを指示するにしても、その言い
方次第で部下の受け取り方が変化し、
受け取り方(=意識)が変化すると
感情も変化します。
たとえば、会社内で部下にトイレ掃除
を命じるとします。
一般的には、「○○君はトイレ掃除をして
くれるかな?」とか「○○さん、トイレ掃除
お願いね」と優しく指示するかもしれま
せん。
言われた部下は表向きには「はい、
わかりました」と返事しますが、内心で
は「ちぇっ!なんで俺がトイレ掃除なん
だよ・・・」と思っているかもしれないです
ね。
まあ、それは仕方ないことです。
人は、「行為に何らかのメリットを感じる
と自ら動こうという気になりやすい」もの
です。
なぜなら、メリットという自分に得になる
ことがあるからです。
たとえば、トイレ掃除を指示するときに
「○○君、トイレ掃除をすると財運・金運
が上がるって話知ってる?来年のキミ
の財運・金運を上げるためにも今日
はトイレ掃除をやってもらえるかな」
・・・などとメリットを加えたうえで指示
すると、言われたほうも内発的に動こ
うと思うものです。
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人を動かすコツは「その人のメリット
/便益となることを(行為の)前提に
加える」ことです。
そうすると、相手からYESをもらい
やすくなります。
間違っても「いいから俺の言うことを
聞け!」と強制的に圧力をかけるやり
方はしないほうがベターです。
瞬間的には動いてくれても、継続した
動きにはなりません。
人は人と人との間で生きていて、
社会という集団の中で生きています
から、他者との関係を良好に築きな
がら協調していくことが大切だと思い
ます。
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