独立したサラリーマンが気づく「お金の壁」
お金に関して、サラリーマンから独立
して起業したときに陥る一つのパター
ンがあります。
それはサラリーマンと起業者との
違い・・・中でもお金(報酬)に対する
違いです。
大きな違いは「仕事にかけた時間
と自分の報酬(収入)は関係ない」
ということです。
サラリーマンのときは、何もしなくて
も毎月給料日になれば銀行口座に
自動的に給料(収入)が振り込まれ
ていました。
でも、サラリーマンを辞めたらもう
そんなことは起こりません。
独立起業の世界は、概念的な努力
とは無関係です。
場合によっては、努力しても休みなく
働いても収入ゼロ・・・だってあり得る
世界です。
サラリーマンだと、一生懸命な姿勢
や長時間働いた人が評価されると
いったことがありますが、独立後に
はその手は通用しません。
独立後には、頑張っているか/
頑張っていないか・・・などといった
態度・姿勢は関係ありません。
重要なのは「売上をどれだけ出せた
か?」であり、言葉を換えれば「お客
さまにとっての価値をどれだけ提供
したか?」ということです。
それが自分の報酬にダイレクトに
反映されてきます。
一生懸命やろうと、ガムシャラに頑張
ろうと、毎日真面目に働こうが、長時
間労働をしようが、お客さまに価値を
提供できなければ、お金は入ってきま
せん(=売上が立たない)から、
報酬もゼロです。
反対に、毎日ボーッとしていてもちゃん
とやるときにやる事さえやっていて価値
を提供できていれば売上が立ちます
から、お金が入ってきます。
サラリーマンと独立した後の事業主と
ではこうしたところに違いがあります。
独立を考えているサラリーマンは、
会社を辞める前からそうした心の
準備をしてあらかじめ訓練しておく
ことが大事です。
言い換えれば、サラリーマン時代の
うちにビジネスマン化しておくという
ことです。
ビジネスマンはどこへ行ってもやって
いけます。
本質的に価値の提供ができるかどうか
・・・が重要な点であって、地位や肩書き
などは全くと言っていいほど関係ないこ
とをビジネスマンは知っています。
だから、日常的に自分を磨き高める
努力をしています。
サラリーマンは安易に独立起業を
考えず、そうしたことをキチンと勉強
して世間を学んでおくことがまずは
大事だと思います。
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