人件費をいじるなら、基本給よりも手当が原則です | 目指せ!ハッピービジネスマン道

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人件費をいじるなら、基本給よりも手当が原則です


今日から最低賃金が改正されます。


東京都は1時間あたり932円となった

ようです。


昔を知っている人間には、何とも高額な

時給に聞こえてしまいます。


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巷間よく話題に上ることの一つに

保育士の仕事は低賃金で仕事は

激務のためなり手がいない」とか、

「そのため保育士はすぐ辞めてしまう」

「保育士の資格は持っていても活かさ

れていない」・・・
などと言いことがあり

ます。


保育士の人の中には、保育士の仕事と

自分自身の育児との両立を図るために

一度退職して「潜在保育士」になったり、

正規雇用を辞めてパート勤務に切り替

える人もいるそうです。


「低賃金」という観点で言えば他にもそう

した職は多々あると思いますが、何といっ

ても「乳幼児の保育」には「幼い子の尊い

命」
がかかっていることが他の労働とは

大きく一線を画すところだと思います。


好むと好まざるに関係なく、乳幼児が

園内で亡くなるリスクを保育士は背負っ

ているわけです。



それが「保育士の給料は実態にそぐわ

ない」と言われる所以(ゆえん)だと思い

ます。


そのため、出てくる話は「保育士の時給を

上げる」という観点に集中しがちですが、


ここで大事なのは、単に時給を上げるの

ではなくてむしろ「手当をつける/上げる」

ことのほうが有効
だと思います。

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一般的な企業では、基本給と呼ぶ給料

とそれ以外の各種手当を社員に支給し

ています。


たとえば、基本給20万円+通勤手当+

住宅手当+配偶者手当+子ども手当

(あるいは家族手当)+遠隔地手当+

○○手当・・・などです。

「手当」はある一定の条件を満たしたとき

に支給されるもので、必ずしもすべての

従業員に支給されるものではありません

(独身の人に家族手当は支給されない

・・・など)。

保育士のケースでも、単純に時給面だけ

を取り上げて他の職業より高い・低いを

論じるよりも、ある一定の条件を設けて

それを満たせば「生命維持手当/保護

手当/安全監督手当」
・・・などといった

名称で各種手当てを月額20万円とか、

1日1万円といったふうに支給するのが

良いと思います。

経営は人件費との戦い・・・という側面も

あります。

基本給を増額するのは簡単ですが、

基本給を減額するのは法律的・事務的に

なかなか簡単ではありません。

それに比べれば、手当の増減のほうが

簡単にできます。

したがって、良識ある経営者は人件費を

変更するときは
基本給
にあたる部分より

手当に関わる部分を変更することが

多いものです。

働く側の人間には、支給される給料の

内訳・名称
よりも総額でいくらなのか?

が重要です。

人件費をいじるなら、基本給よりも手当

・・・が経営の常識ですね。



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