誰か忘れましたが、昔、お笑い芸人で
観客に「おまえこそがんばれよ！」と
ヤジを飛ばしてウケを取る・・・という人
がいました。
ある意味では、ごもっともなことで
正当性があるがゆえにウケていた
のだと思います。
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多くの人はプロスポーツ競技や議員
選挙などで「他人を応援」します。
もちろん、その人を純粋に応援する
気持ちは立派で、他人がとやかく
言う義理はないのですが、応援され
ている人たちは得てして応援して
いる人よりも収入が多かったり、
社会的地位が高かったりします。
お金を多く持っている人や地位が
上位にある人が下位の人を応援
する・・・というのは非常にわかりや
すい構図なのですが、その逆という
のはよくよく考えてみれば「とてもあり
がたいことだけど、そこで終わらせて
はいけないこと」・・・だと思います。
つまり、逆に「お前もがんばれよ！」
と言われてもおかしくない・・・という
ことです。
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SMAPが解散したあとに、それぞれの
メンバーのその後の活躍を心配・危惧
したり、芸能界で生き残っていけるのか
・・・などと訝（いぶか）しがる人もいます。
年収数億円とも言われているSMAPの
メンバーのことを心配するのは年収で
その１００分の１くらいの人たちだった
りします。
もちろん、応援する姿勢は立派です。
でも、そこでもっと大事なのは、
その先に「自分もがんばるよ」という
姿勢にあるように思えます。
誰かを激励したら「あなたこそがんば
りなさい！」と激励返しをされるとした
ら、お互いに自分を成長させ高めて
いけて良い関係だと思います。
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