オリンピック選手を支えている多くの応援者たち
オリンピックでは毎日どんどん新しい情報
が蓄積されていくので、開始直後の水泳
競技で萩野選手が金メダルを獲得した
ことがもう既に古臭いことのように感じら
れます。
でも、どう考えてもやはりすごい実績
ですね。
多くのオリンピック選手は「金メダルを
獲る」という夢を持って競技に臨んでいる
と思いますが、「夢を叶える」には決して
自分一人の力で成し得ることではありま
せん。
背景には、コーチや監督や親や友人など
の多くの人の応援・支援が隠れています。
そうした他人からの応援があるほうが、
イザ!というときに踏ん張りがきいて
通常の限界を超えた真の力が発揮でき
ると思います。
何かを背負う、ということは時として
すばらしい力をもたらしてくれますね。
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萩野選手のお父さんは、萩野選手の
子育てについてこんなふうに語られて
います。
「(公介の子育てで)私は『良い大人に
出会う』ということを大事にしてきたと
思います。
家族だけでやっていたんではしょうが
ない(=限界がある)から、いろんな人
に助けてもらってきたわけです・・・」
者からの支援があることを認め、
素直に感謝する・・・これって本当に
大事なことだと思います。
自分以外の人から頑張る力を与えて
もらい、かつ自分が頑張ることで自分
以外の人にもまた頑張る力を与える・・・
これはスポーツだけでなく、一般的な
企業組織でもよく見受けられることです。
テニスの錦織選手もこう言っています。
「日本のために頑張るのは気持ち良かっ
た・・・チームの応援がありがたかった」と。
柔道の田知本選手に金メダルを触らせて
もらってそれまで以上に金メダルを獲り
たい!と強く思ったというレスリングの
登坂選手が、その想い通りに金メダルを
獲った・・・という逸話もあります。
自分ひとりの力で何かを成し遂げたの
ではない・・・という謙虚な姿勢と、
多くの人に感謝するという心の姿勢は
人としてとても大事なことだと思います。
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