老後毎月6.2万円の赤字を補てんできるか?
誰もが知っているとおり、老後の生活の
柱は公的年金となります。
ここで言う「老後」とは「自らの身体を
駆使して働く状態をやめた後」という
意味です。
つまり、仕事をしなくなった後・・・です。
老後の生活をそれまで蓄えてきた貯金
を取り崩すことだけで賄える人はかなり
少ないと思います。
総務省の平成26年「家計調査報告」に
よると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、
妻60歳以上、世帯主の平均年齢74.6歳)
の1か月平均の家計収支は、
実収入=約20.7万円
実支出=約26.9万円
だそうです。
つまりは毎月約6.2万円の赤字と
いうことです。
年間では約75万円の赤字です。
一般的な高齢者夫婦世帯は、結局は貯蓄
頼みの生活をしているわけで、貯金無しで
は生きられない・・・ということが言えます。
もちろん、こうした数値はあくまでも平均
のものであり、平均という数値は魔法が
かかっていますから100%鵜呑みにする
のはうまくありませんが、それでも多少の
参考にはなります。
大事なのは、自分自身でシミュレーション
をしてみることだと思います。
今の家計では一体いくらの収入と支出
があって、これが○年後にはどうなると
予測できて、さらに△年後にはどう予測
できるか?・・・と想定して計算してみる
わけです。
これがライフプランとマネープランの
作成につながります。
とりわけ、サラリーマン家庭では自分が
定年を迎えて働かなかくなった後の収支
をある程度予測して計っておくことは大事
です。
平均値どおりに毎月6.2万円の赤字に
なるのか?・・・そうだとすればその補填
(ほてん)は大丈夫なのか?
そんなところから、お金の使い方や稼ぎ
方などについて真剣に考えるようになる
と、家計を守る良いきっかけになります
ね。
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