通勤手当が月額15万円に増額
今年の1月から通勤手当の非課税限度額
が月額10万円→15万円に引き上げと
なっているようです。
1998年に月額5万円→10万円に引き
上げられて以来の改正です(18年ぶり)。
おそらく背景にあるのは、新幹線やリニア
モーターカーなどの交通網の発達を踏ま
えたものだと思います。
会社が負担してくれる通勤交通費の
非課税枠が増えることで、遠くに住居を
構えている人でも、自己負担額を増やす
ことなく勤務できることになります。
都心住まいから地方住まいの人を増やす
狙いもあるのかもしれません。
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問題は、通勤にかける時間だと思います。
サラリーマンにとって、たとえ通勤交通費
は自己負担でなくなったとしても、
通勤にかける時間は常に自己負担
です。
片道1時間・・・1時間半(90分)・・・2時間
をかけるとしたら、往復ではその2倍です。
1日24時間はみんな等しく同じ枠なので、
そのうちの2時間~4時間をただ移動だけ
に使うとしたらもったいない話です。
通勤時間をどう有効に使うか?過ごすか?
これを考えることが、通勤に時間を費やす
サラリーマンには必要だと思います。
また、企業側は在宅で仕事ができるよう
になれば通勤手当を削減できますから、
いかにして通勤手当の費用を削減できる
か?を考えることも必要でしょうね。
今回の改正で「今まで以上に遠距離から
の通勤が可能になった」・・・と喜ぶよりも、
そもそもそんなに遠距離から通勤して
もらう必要があるのか?・・・と発想する
ことが大切です。
通勤時間が長くなることで反対に労働生産
性が下がる恐れを考慮し、「交通移動して
勤務する」という従来の当然を再考して
みることは大切なことだと思います。
通勤手当が月額15万円に増額されても
ほとんどの会社は実費払いのはずです
から、サラリーマンの懐が潤うものでは
ありません。
通勤時間(移動時間)を有意義に過ごす
工夫は大切ですね。
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