人が人として生きる・・・とは?
動物は同種の動物と生存争いをすること
はあっても、いわゆる経済競争をすること
はありません。
違う種の動物とも「生きるための戦い」
をしますが、それ以外の争いは無用の
争いでしようとしません。
言ってみれば、人間という種族だけが
「生存競争以外の分野で他と競争を
する」生き物だと思います。
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生存するための欲求はマズローが説い
た「欲求の6段階」の中でも最下位に
あるもので、別名「本能欲求」です。
人間が人間らしくありえるのは、ある意味
では動物として持っている本能から遠く
離れている状態を維持できるかどうか?
・・・別の言い方をすると大脳の旧皮質
(本能)の外側にある新皮質(理性)を
いかに保てれるか?にあるのかもしれ
ません。
他の動物は本能から乖離した行動を
とれないけど、人間は本能を抑えた
行動をとれるわけです。
ここが他の動物と人とを分ける違い
でもあると思います。
「人が人として生きる」とは「本能を抑え
て自分の願望が叶うような行動をとる
ことができるかどうか?(=理性に基づ
く行動)」にかかっていると思います。
本能どおりの行動は何も考えなくても
できますが、本能から離れた行動は
しっかり理性的に頭で考えないと
できません。
感情に流されると、本能的な行動を
取ってしまいがちです。
本能を抑えて感情をコントロールして、
理性的な行動をとることができるときは
「人として生きている」状態だと思います。
まあ、社会の中で適切に生きていくため
には普段の生活の8割くらいはこうした
状態が必要・・・だと思います。
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