仏教の3証(しょう)
仏教には「3証(しょう)」と呼ばれる考え方
があります。
文証(もんしょう)・理証(りしょう)・現証
(げんしょう)です。
文証とは「経文(きょうもん)には真実が
書かれていなければいけない」という意味。
理証とは「それが真実だと理論的に納得
できるものでなければいけない」という意味。
現証とは「その理論が現実の世の中に
現われていなければいけない」という意味
です。
つまり、正しいことであれば理論的に筋が
通っていて、多くの人が納得・理解できて、
実践して成果を出すことができる・・・という
ことです。
大事なのは、「正しいことは実践して
成果を出せる」という点ですね。
もし仮に自分の頭では理解できなくても
多くの人が理論的だ・納得できる・・・と
いうのであれば、素直にそれを信じて
実行する姿勢が大切です。
「やるかやらないか・」・・それだけです。
知っているか知らないか・・・ではないです。
自分の頭で理解できるかできないか・・
でも、納得できるかできないか・・・でも
ありません。
誰か(←できればたくさんの人)が、
「これは正しい/やってみるべきだ」と
言うのであれば、その話に乗ってみる
姿勢は時として必要です。
学ぶは真似ぶ・・・です。
自分よりも先を行っている人の足跡を
辿り優れたところをマネをしていけば、
たったそれだけである程度の境地に
達することができます。
「仏教の3証(しょう)」の考え方を大切
にすることもまた大切なことだと思いま
す。