テレビでは、通信販売のコーナーや番組が
あったりして、そこでは実際に商品を使い
ながら視聴者に特徴やメリットなどを訴求
しています。
見ていると、どれもスゴイ便利そうなもの
ばかりで確かに買いたくなる気持ちになり
ます。
特に夜中にやっている海外ものの番組は
秀逸ですね(あー、でも買いませんが・・・ )。
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実演販売は、昔よく秋葉原の駅前で見かけ
ました。
今では、秋葉原は昔のイメージとまるっきり
違いますから、そうした人も少ないかもしれ
ませんが、「営業」という観点で実演販売
をやっている人を見ると、いろいろ勉強に
なります。
彼(彼女)らの口上を聞いていると、実演販
売が上手な人というのは、目の前にいる人
に、「どうお客さん、買わない?」と露骨な
セールスは決して行いません。
むしろ、大道芸人のように「買わなくてもい
いから見ていってね~役立つよ~!」と、
集まった人に楽しんでもらうことを前提とし
ています。
昔からよく言われるように「寄ってらっしゃ
い、見てらっしゃい!」の世界ですね。
ところが、売れない販売員の人というのは
これが「買ってちょうだい、お金出してちょう
だい」の世界になっていて、実演を楽しんだ
り楽しませるのではなくて、販売を楽しもう
(←もっとも楽しいのは自分だけですが)と
する傾向が強いと思います。
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どんなビジネス(商売)でも同じです。
営業成績が伸びない人というのは、お客さ
まを大切にして楽しんでもらったり喜んで
もらったりしようという意識に欠けるところ
があります。
自分側のことばかりに焦点が当たって、
つい「売ろう、売ろう」としてしまいます。
ヘタすれば、何も言わずにいきなり売りつけ
ようとしたりします。
そんな強引なセールスでは、仮にそのときは
うまくいっても再現性に欠けますね。
もちろん、人をダマしたり脅したりして販売
するとしたら、もはや犯罪です。
そうではなくて、「楽しんでくださいね~、
買うかどうかは後でいいですから・・・」と
いったくらいでちょうど良いと思います。
実演販売のうまい人は、仮に買ってもらえな
かったなら、「自分はまだまだだなあ、今日は
どんなところがいけなかったんだろう、もっと
どういうふうに工夫すればいいのだろう?」
と自責をもとに反省し、次につなげることを
考えます。
実演販売のうまくない人は「今日のお客さん
はしょぼかったな、せっかくこっちがやって
見せているのについていない日だ・・・」と
他人に責を負わせる考え方をします。
ここに両者を分ける大きな隔たりが
ありますね。
実演販売の人というのは、営業のさまざま
なエッセンスを散りばめながら自らも楽し
むテクニックを駆使しているスゴイ人たち
だと思います。
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