３月・・・年度末になると、会社経営をされ
ている方のところに取引銀行が来て、
「今期の決算書を見込みでいいので見せ
てほしい・・・」と言ってくることがあるかも
しれません。
そうしたとき、その背景にあるのはどういう
ことか知っておくことも大切だと思います。
銀行の担当者はあくまでも銀行の立場で
見てきます。
つまり銀行側主導で話を進めようとします。
もしも赤字経営だったら「資金の回収」に
走ろうと考えます。
黒字経営は当たり前・・・として、銀行側が
そこで狙ってくるのは「新規融資」です。
表現を変えれば「営業」です。
通常、一般的な営業では「モノの言い方」
とか「態度」とか「顧客側の需要、メリット」
など重要なポイントがいくつもあります。
ところが、銀行側の営業はどちらかという
とそうしたことをすべて取っ払って、上位
下達で行なわれるような感じがあります。
極端に言えば、銀行はこちらの幸せや成功
については関心外で、お金を貸して金利を
たくさん稼ぐこと・・・自分（支店）の成績を
上げることしか考えていなかったりします。
「自分のお金のこと」を一番考えているの
はやはりどこまでいっても「自分だけ」です。
経営者は銀行に依存するのではなく、
対等に取り引きをする関係だと割り切って
考えるくらいでちょうど良いと思います。
なぜなら、経営を真剣に考えているのは
結局経営者自身しかいないのですから・・・。
銀行に限らず、取引先の中には似たような
ところもあると思います。
経営者というのは結構孤独な立場だったり
します。
その孤独に打ち克ち、自らの幸せと支えて
くれている人たちの幸せを念頭に置いて、
自分の信じた道を歩み続けることが大事
だと思います。
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