問題が起きたときの第一発想は?
リーダーが会社で仕事をしていると、突発的な
トラブルはしょっちゅう起きます。
前ブレなく突然やってきます。
そうしたときに、第一発想として頭に思い浮かべ
なければいけないのは「なぜ起きたの?」という
ことではありません。
「どうやって解決しようか?」です。
たとえば、火が立ったときはその火を消すこと
が最重要優先事項です。
火事になった原因を調べるのは後の話です。
トラブル発生時にはいつも「なぜ?」ではなく、
「どうやって(解決)?」を発想するクセを身に
つけることが大事だと思います。
もちろん、その解決策を考える過程においては
「なぜ起きたのか?」ということが入ってきます
が、大事なのは順番です。
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なぜ?・・・と考えてしまうと、その原因は結局
誰か「他人」にあります(→つまり自分に原因は
ない)。
そうすると、その誰かを追及 しようとします。
それは確かに正しいのですが、順番としては
問題解決が先でその過程に犯人追及がある
ということです。
「なぜ?」とばかり考えていると「他責」の傾向
が強くなり、問題から自分は逃避しよう・・・と
いう悪魔の囁(ささや)きが聞こえてきます。
それはリーダーとして適切ではないですね。
「なぜ?」の思考は自分から責任を外し、部下
等に責任を負わせることで問題から逃げようと
してしまう弱い心が出てきます。
道が外れると違う方向に進んでしまうように、
第一発想が間違っていると間違った方向に
行ってしまいます。
リーダーは、その職制上において第一発想を
「どうするか?」「どうやって解決に導くか?」と
いうことにつなげるように訓練することも大切
だと思います。