オリジナルと意訳の違いに気づく感性を持てるか? | 目指せ!ハッピービジネスマン道

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オリジナルと意訳の違いに気づく感性を持てるか?


私の好きな曲の一つにカナダ人歌手のグループ、

マッシュマッカーン
の曲で『As The Years Go

By』
というのがあります(1970年代の曲です)。



全米チャートでは31位止まりの目立たない曲

だったようです。



直訳すれば『年は流れて』だと思いますが、

これを日本で売る際に『霧の中の2人』という邦題

が充てられました。


比較すれば邦題は原題とまったく異なることに

気づけます。


それに歌詞の中に「霧」なんてまったく出てきま

せんし・・・。


つまり、完全なる別訳です。



でも、それが奏を効して1971年1月11日の

オリコンチャートで洋楽史上3曲目となる第1位

の大ヒット
となりました。



こんなことってあるんですね。



タイトル次第・・・というか、言葉次第で物事は

その先が変わっていくということ
を教えてくれ

ます。



音楽や映画などの海外作品を日本で販売する

ときにはこうした意訳をする例はたくさんありま

すね。


・・・・・・・・・・・・

書籍でも同様のことがあります。


たとえばナポレオン・ヒルの有名な著書

『思考は現実化する』も、元のタイトルは

『Think and Grow Rich』です。



「考えてお金持ちになろう」「頭を使ってお金持ち

になろう」・・・というのが直訳になると思います。




決して「思考は現実化する」ではないですね。



だから、この本の日本語のタイトルだけを見て

思考が現実化するとか、イヤしない・・・という議

論をするのはあまり意味がないことだと言えます。



オリジナルを捻じ曲げた解釈をさせてしまう邦題

をつけるやり方には賛否両論あると思いますが、

目的が「販売/興行成功」にあるのでお構いなし

にそうされているのでしょうね。



そういう意味では、外国から輸入した言葉の

和訳については注意をすることが大切です。



オリジナルに確認をとらないと、人はいつの間に

か都市伝説に振り回されているかもしれません。



また、これは輸入物に限らず、日常の生活や

仕事においても同じことが言えます。




何か「?」と思うことに出あったら、大事なのは

「オリジナルに確認する」ことが大切です。




テレビや雑誌の報道でも、オリジナルが歪曲

されて誰かの個人的な主観がさも事実である

かのごとく伝えられている場合があります。



残念ながらほとんどの視聴者はそうしたことに

気づく術はありません。


悪く言うと 「洗脳させられて」しまいます。



自分の感性によって「ン?何か変だな?」

気づけるかどうか・・・が重要なポイントです。



そう意味では、人間社会では感性を磨くことが

重要なことの一つだと思います。