トム・ワトソンに学ぶ経営哲学
トム・ワトソンと言えば、IBMの創業者ですが、
彼の談話にこんな話があります。
IBMという会社を育てた経営手腕について
質問され、3つの要諦を答えたとされています。
1.創業時からはっきりと将来像を描いていた
(→青写真を描く)
2.そのような会社ならどういう行動をするべきか
を繰り返し問いかけ続けた
(→理想像を追いかける)
3.IBMを立ち上げて間もない頃から優良企業
並みの厳しい基準で経営しようと心掛けた
(→高い経営哲学を持つ)
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どんな優良企業でも最初から優良企業だった
わけではありませんし、平凡な企業がある日に
突然に平凡から優良企業に変身するわけでも
ありません。
いつかそうなろう!いつかこうなるんだ!と
夢を持ち、100%はムリでも少しでも優良企業
をマネして同じような経営スタイルを用いようと
する姿勢が大切です。
その経営姿勢は、結局のところ経営者の経営
哲学によります。
経営者は、目先のビジネスの成否よりも長い目
で見た事業の育成に思いを馳せることが大事
ですね。