啐啄(そったく) | 目指せ!ハッピービジネスマン道

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多くの人にビジネスマン感覚・経営者感覚を身につけてハッピーな人生を歩んでもらいたいと思っています。

啐啄(そったく)


の言葉に「啐啄(そったく)同時」というのが

あります。


4~5月は野鳥にとっては子育ての時期です

(会社でも新入社員をまずは育てる時期です)。



卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出よう

とする時、殻を内側からヒナ鳥がコツコツとつつく

ことを「啐」といい、ちょうどその時に親鳥が外側

から殻をコツコツとつつくのを「啄」といいます。



ヒナ鳥が内側からつつく「啐」と、親鳥が外側から

つつく「啄」同時に為されることによって殻が破

れます。


そうやってヒナ鳥がこの世に誕生してきます。


こうして両方が一致してはじめて物事が進展する

ことが「啐啄(そったく)同時」です。



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人間の親子も似たようなところがあります。


生まれてから親は機に敏に子の世話をします。


そのときのタイミングがいつも大切です。


タイミングが狂うとちょっとうまくいかず、子ども

が泣いたり、嫌がったりします。


最初はそのタイミングがわからず、親は失敗の

連続です。


でも、それがまた楽しいというか幸せを感じる

経験の時間でもあります。




会社に入れば、上司と部下も似たような関係に

なります。


上司が部下を育てようとする気持ちがある限り、

機を見ていろいろ部下の面倒を見てあげること

が大切です。



親の心子知らず・・・上司の心部下知らず・・・

で、時には部下の反発もあるかもしれません。



でも、一貫した正当性ある指導教育を上司が

行なっていれば、必ず部下も理解を示すように

なります。


正当性が欠けているとダメですが・・・。



そうやって部下も上司もお互いの関係性の中

から何かを学び、ときには失敗もありますが、

時間をかけて成長していくのだと思います。