起業したての頃の経営者はがむしゃらに
ビジネスの成功を追い求め、日々忙しく
活動をするものですが、事業が軌道に
乗ってくると少し心にゆとりが生まれて
きます。
やがて、経営者は自分が何を求めて
ビジネスをしているのか深く考えるときが
訪れます。
そうしたときに気づくのは、結局のところ
最終的に自分が求めているのは、
「名誉とお金と時間」に集約される
・・・ということです。
事業の理念を達成するためにも、
家族と幸せな時間を過ごすためにも、
お金と時間があるからこそできることで、
そこに加えて他者から認められたいと
いう名誉欲も併せ持っています。
面白いもので、名誉欲を求めることは
誰もがどこかで通る道ですが、ある層の
人たちは途中でその欲を手放します。
金銭欲も誰もが通る道ですが、ある層の
人たちは、自分の価値観に照らし合わせ
た水準で「足るを知り」、それ以上は強く
求めなくなります。
求めなくなるのですが、ビジネスによって
お金が入ってくる仕組みができているの
で、自然とお金が入ってきます。
そこで、それを寄付したり慈善事業に
使うことに向けます。
時間を求める心は、日に日に増していく
ものかもしれません。
齢（よわい）を重ねるほどに時間を欲する
気持ちは強まり、自分の中での優先順位
が上がるものです。
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そうした状態に少しづつ経営者は移行して
いくものだと思いますが、そうだとすれば、
何もじっとその時が来るのを待っている
必要はありません。
今から意識的にそういう方向に
向かえばいいと思います。
つまり、今の自分の境遇がどうであれ、
「名誉を求めない／生活に必要な分を
越えて多額のお金を求めずむしろ寄付を
常に心がける／時間を大切にする」・・・
ということに現段階から心を切り替える
わけです。
そうすれば、ハッピーな経営者に早く
なれると思います。
意識が変われば感情が変わりますね。
